Omerta/Richard Beirach/David Liebman
デイヴ・リーブマンのアルバムの9日目。リッチー・バイラークとのデュオのアルバムが2日続きました。レーベルが違うし、こちらにはスタンダードも入っているので比較は難しいんですけど、どちらもいいというのが正直なところ。ちょっとジャケットがアレなんで、今こういうデザインが通るかどうかはさておき、再発する場合は差し替えという手もあるし、なんてことを考えてしまいましたが、実際の入手可能性はどうなんでしょうね。今はちょっと難しいかもしれませんね。基本的にECMレーベルというものが好き、という手前に、彼らを中心とするアルバム群が好き、という時代が自分にはあったのだと、今考えると、そう思います。
Omerta/Richard Beirach(P)/David Liebman(Ts, Ss, Afl)(Break Time) - Recorded June 9-10, 1978. - 1. Omerta 2. On Green Dolphin Street 3. 3rd. Visit 4. Eden 5. Spring Is Here 6. Cadaques 7. To A Spirit Once Known 8. In A Sentimantal Mood
リッチー・バイラークの作曲は1、4曲目、デイヴ・リーヴマンの作曲は3、7曲目、共作(インプロヴィゼーション?)が6曲目、2、5、8曲目がスタンダードないしジャズメン・オリジナル。デュオの場合はシリアスな対話の面白さというか、スタンダードの曲もリハーモナイズしてコード進行を変えたり、メロディーが変わったり、すんなりと聴き流させてくれないところが印象に残ります。2曲目も、あまり派手ではないけれど、手が加わったスタンダード、心地良い。5曲目はかなりいじってます。3曲目は豪快系の曲だけど、コードと調性が複雑なのか、モーダルかつ浮遊感があります。リーブマンは曲によって3種の楽器を持ち替えるのが的確。6曲目はフリーモーダル系だけど、日本情緒も少し。8曲目はテナー・サックスのみのソロで。
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