John Coltrane's Meditations/David Liebman Ensemble
デイヴ・リーブマンのアルバムの5日目にしてリーダー作は終了。残り12回分は共演・サイド参加作になります。それにしても、自分の記憶からも消え去っていたアルバムが残っているもんだなあ、との実感。本家メディテーションでは、エフェクターをかけたギターはなかったはずなので、やはり元曲でのメロディはそのままに、アレンジを加えたものですが、なかなか雰囲気は出ているし、迫力もあります。こういう演奏もやっていたのか、と改めて思いました。このアルバム、今は入手が難しそうではありますが、こういうアルバムも聴き直して紹介していくのも、いいなと、改めて思っています。
John Coltrane's Meditations/David Liebman(Ts) Ensemble(Arkadia) - Recorded December 1995. Vic Juris(G), Jamey Hadded(Ds, Per), Phil Markowitz(P), Tony Marino(B), Billy Hart(Ds), Cecil McBee(B), Tiger Okoshi(Tp), Caris Visentin(Oboe) - 1. Introduction 2. The Father And The Son And The Holy Ghost 3. Compassion 4. Love 5. Consequences 6. Serenity
何と、ジョン・コルトレーンの「メディテイション」(インパルス)と同じ曲、曲順も同じ。オーボエのカリス・ヴィセンティンが完全コピー譜をとったとか。そこら辺まで聴き比べはしていませんが、後期ジョン・コルトレーンですからフリージャズです。問題作ではあるけれども、収録時間が55分あって、完全コピーによる演奏ではなく、メロディはそのままに編曲を加えて演奏をしたという事だそうです。またある意味フリーをも突き抜けてしまった(悟りを開いていた?)元演奏ではあるので、いわゆるフリー感はあっても、落ち着いた諦念ののようなものが、激しい演奏の場面はあっても漂っています。ライヴなので、ちょっと音のバランスは悪いかもしれませんけど。こういう演奏で再現することの是非は置いておいて、迫力はけっこうあります。
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