Forgotten Fantasies/David Liebman & Richard Beirach
デイヴ・リーブマンのアルバムの8日目。ここからはリッチー・バイラークとの共演アルバムばかりの10回、ということになります。やはりこの時代(ECM時代もあるからもう少し前か)からの彼との相性はバツグンに良かったですね。今聴いても、魅力的な演奏で時間が過ぎるのを忘れてしまうくらい。どうしてこういうアルバム群が後回しになってしまったのか分かりませんが、そもそもコメント手直しの手を付けていたのが数千にわたる枚数だったので、順繰りにやっているうちに今になってしまった、という感じですね。そろそろ仕事の繁忙期ですが、なるべくこの間は続けて行きたいなあ、と思っています。
Forgotten Fantasies/David Liebman(Afl, Ts, Ss) & Richard Beirach(P)(A&M Horizon) - Recorded November 18-20, 1975. - 1. October 10th 2. Repeat Performance 3. Eugene 4. Forgotten Fantasies 5. Troubled Peace 6. Obsidian Mirrors
邦題は「遺忘夢幻」。デイヴ・リーブマン作が2、4-5曲目、リッチー・バイラーク作が1、3、6曲目。邦題はジャケットに薄く漢字で書いてありますが。全曲オリジナルで2人の対話的な作品集です。渋いのですが、時代とレーベルを考えると、やや意外かもしれません。2人の演奏の緊密性が、聴く人を少し緊張させます。それでもメロディアスなバラードでもピアノはいく分ダイナミックな感じで録れているし、このデュオは、聴いていて中に入り込むような感覚をもたらします。題材やメロディそのものよりも、2人のサウンドがなかなかいい感じ、とでもいうのか。そもそもバイラークのピアノがかなり魅力的に聴こえてきます。クラシカルで時に豪快なアプローチが心地良い。その中でも特に6曲目は本当に豪快で聴いていて気持ちよい。
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