Double Edge/David Liebman/Richard Beirach
デイヴ・リーブマンのアルバムの11日目。リッチー・バイラークとのアルバムがこれでもかと続きます。スタンダードなどのアレンジに関しては、やっぱり原曲の雰囲気を重んじる派と好き勝手にアレンジしていい派があると思うのですけど、私は後者の方です。なので、彼らの意表を突くアレンジはけっこう好きだし、そういう意味でも彼らの演奏が好きだと言うこともできます。あとは彼らのオリジナル曲も好きですけど、このアルバムのように楽しめるのであれば、スタンダードやジャズメン・オリジナル集でも構いませんし、どちらもいいと思います。そしてこのような演奏になるのも彼らならではということで、やはりこれは聴いてみるしかないのかなあとも思います。
Double Edge/David Liebman(Ts, Ss, Afl)/Richard Beirach(P)(Storyville) - Recorded April 21, 1985. - 1. Naima 2. Round Midnight 3. India 4. On Green Dolphin Street 5a. Lover Man 5b. Some Other Time 6. Oleo
デュオによるジョン・コルトレーン(1、3曲目)、ソニー・ロリンズ(6曲目)やスタンダード曲集(2、4-5曲目)。特に2年後の「トリビュート・トゥ・ジョン・コルトレーン」と曲が重なっているものもあり、比較してみると面白いかも。割とオーソドックながらはじけている部分もあるバラードの1曲目、モンクらしさを出しつつも、やっぱり彼らの土俵で割とダイナミックな演奏をしている2曲目、デュオでも十分モーダルな演奏ができることを証明する3曲目、少し意外性のあるノリとサックスの自由なフレーズでのスタンダードの4曲目、アルト・フルートのソロでの渋いバラードの5a曲目から、ピアノ・ソロでの5b曲目への展開。6曲目の「オレオ」はこの2人ではやりそうもない雰囲気なのですが、すごいスピードで、変わったアレンジの演奏でした。
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