Consecration - The Last/Bill Evans
マーク・ジョンソンの参加作の7日目。ビル・エヴァンスのアルバムの中では一番最後のライヴのアルバムで、セレクションの2枚と、BOXものの8枚組1セットを3日間かけてコメントしていきます。ところがすでに、うまくコメントしようにも言葉が出なくて困っています(笑)。なので、とりとめもなく書いていくしかないのですが。まあ、今は演奏をストリーミングなどで聴ける環境の人が多いようなので、聴きながら、っていう人もいるでしょうし。この時のライヴなかなか素晴らしかったでした。痛々しくもないですし、だからBOXセットまで出すに至ったのだろうなあ、とは思います。逆に商魂たくましいなあと思いますけど、ここがやらなければ他から出ていたと思います。
Consecration - The Last/Bill Evans(P)(Alfa Jazz) - Recorded August 31 - September 7, 1980. Marc Johnson(B), Joe LaBarbera(Ds) - 1. You And The Night And The Music 2. Emily 3. The Two Lonely People 4. I Do It For Your Love 5. Re: Person I Knew 6. Polka Dots And Moonbeams 7. Knit For Mary F. 8. Someday My Prince Will Come 9. Tiffany 10. My Foolish heart 11. Days Of Wine And Roses 12. Your Story 13. Turn Out The Stars 14. Like Someone In Love 15. My Romance
CD2枚組のライヴ。ビル・エヴァンスが亡くなる直前のライヴ(この約1週間後9月15日に亡くなっている)で、悲壮なまでのフレーズの美しさが出ているといったら、ちょっと思い入れが過ぎるのかもしれませんが。体調がかなり悪かったそうですけど、ピアノのフレーズからはそんなことは微塵も感じさせません。聴きなじんだ曲が多く、何度聴いても飽きさせません。良いテイクばかりを集めている(この後にBOXものが出ますが、それも完成度が高かったことに気が付きますが)ので、完成度は高いと思います。エヴァンスの作曲は3、5、7、9、12-13曲目で、良いテイクと共に、曲が重ならないように工夫されています。このような状態でこれだけの演奏を残したエヴァンスは、やはりジャズ・ピアノ史上に名を残して当然ですね。
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