Three Quartets/Chick Corea
マイケル・ブレッカーの共演・参加作の7日目。なかなかスゴいアルバムが続きます。ここでもエディ・ゴメスとスティーヴ・ガッドなんですが、当時は売れていたからなあ。まあ、STEPSと違い、こちらは新しいけれど、フュージョン路線なしの割とハードなジャズで行ってます。そして何よりも、マイケルの露出度がかなり高いです。個人的には、アルバムの狙いとしては追加曲が無い方がいいんだけど、マイケルを聴くには追加曲があった方が楽しめる、というジレンマを抱えつつ聴いてました。でもなかなかいいアルバムだということを、これまた20年もほったらかしておいて、再度聴いて、改めて思います。
Three Quartets/Chick Corea(P)(Stretch) - Recorded January and February 1981. Eddie Gomez(B), Steve Gadd(Ds), Michael Brecker(Sax) - 1. Quartet No.1 2. QuartetNo.3/Quartet No.2 3. Part 1 (Dedicated To Duke Ellington) 4. Part 2 (Dedicated To John Coltrane) 5. Folk Song 6. Hairy Canary 7. Slippery When Wet 8. Confirmation
ラスト4曲はCD化の時の追加曲。8曲目以外はチック・コリア作曲。ワン・ホーン・クァルテットでシリアスでハードな演奏、しかもマイケル・ブレッカーがかなり目立っていますが、当然他のメンバーも半端でなく素晴らしいです。タイトルは抽象的だけど、ジャズの興奮度はけっこう高く、このクァルテットの演奏が物語っているくらい完成度が高いです。正式には4ビートではないかもしれなけれど、正統派ジャズに戻って来たカッコ良さがあります。不思議とスティーヴ・ガッドもミキシングのせいか、かなりジャズしています。このアルバムは4曲目までのトータルアルバムとして統一感があり、5曲目以降は追加曲ですが、聴くと意外にこれも統一感があります(8曲目のチャーリー・パーカー作を含めて)。でも追加曲はなくてもいいと思う。
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