Step By Step/Steps
マイケル・ブレッカーの共演・参加作の3日目。もう残りもアルバムコメントの手直しも500枚を切ってくると、話題作はそんなに残っていないんじゃないかと思ってましたが、このSTEPSの一連の作品がまとめて残ってました。他にもありますし、やっぱりこういうことを続けてないと、CDラックの奥で眠っているアルバム、多いですね。ジャズのジャンルに入れてますけど、今の感覚で聴くと、サウンド的にはフュージョンに近いですね(当時でもそうだったかもしれませんが)。後に’84年のマンハッタンジャズ・クインテットに1枚目からスティーヴ・ガッドが、’85年の3枚目からエディ・ゴメスが参加するので、このリズム隊の独特な音がその後かなり認知されるようになってくるんですけれども。
Step By Step/Steps(Better Days) - Recorded December 8 and 10, 1980. Mike Minieri(Vib), Michael Brecker(Ts), Steve Gadd(Ds), Don Grolnick(P), Eddie Gomez(B) - 1. Uncle Bob 2. Kyoto 3. Belle 4. Bullet Train 5. Six Persimmons
ドン・グロルニック作が1、5曲目、マイク・マイニエリ作が2-4曲目。このメンバーで本気で4ビートジャズに取り組んだということで、この時期エポック・メイキングなアルバム。全曲オリジナルで、フュージョンの影響が強く、ジャズ的でないサウンドもあり、非常に聴きやすいのが魅力的です。 1曲目からして、純粋に4ビートに取り組んでいるようでいて曲も新鮮だし、出てくるサウンドはやっぱり新しい「何ものか」で、時代の移り変わりを感じます。過去にCTIでもあったけど、やはりスティーヴ・ガッドのドラムス中心か。2曲目もちょっとラテンビート的でもフュージョンに聴こえる。2曲目はもっとアップテンポ。少し浮遊感のある8分の6拍子で淡いサウンドの3曲目も今っぽい感じ。サックスのテーマをはじめ少し静かで印象的な5曲目。
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