Paradox/Steps
マイケル・ブレッカーの共演・参加作の8日目。STEPSも、これでいちおうの完結編で、ドラマーがピーター・アースキンになっています。バンドサウンドとしては、このアルバムが一番好きかな、と思いますが、印象に残すアピール度は最初の「Step By Step」かなあ、と思います。いずれにしても、この時期こういうサウンドでのアルバムを作った、ということは他に与える影響が大きかったでしょうね。それにしても、やっぱりマイケルに耳がいきます。もう聴くことができない彼の演奏、この時期にはたくさん残してくれました。こういうセッションバンド的なものでも、ずっと一緒にやっているクォリティ、ありますもんね。
Paradox/Steps(Better Days) - Recorded September 18-19, 1981. Mike Minieri(Vib), Michael Brecker(Ts), Peter Erskine(Ds), Don Grolnick(P), Eddie Gomez(B) - 1. N L 4 2. The Aleph 3. Patch Of Blue 4. Four Chords 5. Take A Walk 6. Nichka
ドン・グロルニック作が1、4曲目、マイク・マイニエリ作が2-3曲目、マイケル・ブレッカー作が5曲目、エディ・ゴメス作が6曲目。ライヴ。ドラムスがピーター・アースキンになり、サウンドも緊密になってよりシリアスになってきたように思います。曲も4ビートには収まりきらない部分もありますが、音が複雑で楽しめます。流れるようなビートで、時にラテンビートになり、少し内省的にも感じる1曲目、明るい高速ユニゾンテーマが印象的な、アップテンポの4ビートから緩急自在な展開をする2曲目、少し日本的な旋律も感じる、哀愁が漂うバラードの3曲目、バラードのようでアクセントもあり、少し入り組んでいる構成のその後4ビートになる4曲目、シャッフル的なブルース進行の5曲目、ベース・ソロで複雑な演奏をこなす小品の6曲目。
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