Combo 66/John Scofield
ジョン・スコフィールドの新譜。ちょっと後回しになってしまったのは、彼はマイペースの人なので、アルバムコメントをどう書いたらいいのか分からない、ということもあり、結局書いたら少しグダグダになってしまいました。でも、それがアルバムの内容を表しているような気がして、まあ、いいか、と思っています。ジョン・スコは何を演奏してもジョン・スコだ、といういい例のアルバムでしょうね。ビート感も8ビートなんだか4ビートなんだか分からないような曲も何曲かあって、そこを行ったり来たりしている自由さが、やっぱり彼の演奏だなあ、と思わせるところもいいですねえ。最近の彼の演奏を知らない人には、どんな感じかはそれこそ聴いてみないと分からないかも。
Combo 66/John Scofield(G)(Verve)(輸入盤) - Recorded April 9 and 10, 2018. Gerald Clayton(P, Org), Vicente Archer(B), Bill Stewart(Ds) - 1. Can't Dance 2. Combo Theme 3. Icons At The Fair 4. Willa Jean 5. Uncle Suthern 6. Dang Swing 7. New Walzto 8. I'm Sleeping In 9. King Of Belgium
(18/10/12)全曲ジョン・スコフィールドの作曲。メンバーがいいし、渋い味わいがあります。8ビートと4ビートを行ったり来たりする曲が多めなのも特徴か。キメのある8ビートの、ジャズというよりいなたいロックを聴いている感じで途中が4ビート的にもなる1曲目、これがテーマ曲でしょうけど、この野暮ったさがまたいい2曲目、ちょっとアップテンポで渋く4ビートでせまる3曲目、ワルツというか6拍子というか、という感じの4曲目、3拍子のおっとりとしたサウンドが懐かしいような5曲目、アップテンポの4ビートでウネウネとスウィングして見せる6曲目、これもロック的な6拍子に聴こえる、ノリの良い7曲目、マイペースながらしっとりとしたバラードを奏であげていく8曲目、4ビートなのか8ビートなのか相変わらず彼流の演奏の9曲目。
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新しい人が出てきて、新しい人を見つけて、興味の方向性がうごいたりもして。。
聴く範囲が広がっていくと、財布の中身がどれだけあっても足りない事態になりまして。
皆さん、一緒だと思いますが..。
自分の聴取の嗜好性と方向性からいくと、ベテラン勢と有名レーベルは大半を絞ってしまうのが吉であろうという判断が働きまして、本作は購入して・・・(以下自粛)
本作について、John Scofieldはおっしゃる通りで御意ですが、メンツで新機軸を引き出している暗示は伝わってきました。
TBありがとうございます。逆TBさせていただきます。
https://blogs.yahoo.co.jp/pabljxan/64646176.html
投稿: oza。 | 2018/11/04 17:59
>oza。さん
コメントどうもありがとうございます。
確かに手を広げていくと、キリがないですよね。私は一部レーベル買いの他は、あまり手を広げないようにしているので、亡くなったり引退のようにCDを出さなくなる人もいて、むしろ購入枚数的には少し減りました。
そう言われてみれば、4ビート的には新機軸なのかもしれませんね。ただ私の場合、今は普通の4ビート的なサウンドを聴くことがめったくなくなってしまったもので(汗)、あまり気にしないで聴いていました。
投稿: 工藤 | 2018/11/04 19:11