Bay Of Rainbows/Jakob Bro
このアルバムは、10月5日の発売予定日になっても、告知も遅かったし、なかなか入荷しそうもなかったので、Amazonマーケットプレイスで米国から取り寄せました。ちょっと高くついちゃったかな、というのと、アメリカプレスが届いてしまいました。独盤狙いだったらもう少しじっくり待つべきだったか。まあ、デジタルデータなので、アナログ時代のような、プレス場所による音の変化ってないんですけど。ライヴ盤を聴いても、ヤコブ・ブロはマイペースの人だと思います。ギター自体はあまり複雑なことをやってない、というかむしろシンプルに感じるのですが、このトリオだと、けっこうすごい演奏になってますね。さすがベースとドラムスの人選が良い。
Bay Of Rainbows/Jakob Bro(G)(ECM 2618)(輸入盤) - Recorded July 2017. Thomas Mogan(B), Joey Baron(Ds) - 1. Mild 2. Red Hook 3. Copenhagen 4. Dug 5. Evening Song 6. Mild(Var.)
(18/10/22)全曲Jakob Broの作曲。ライヴ演奏だれど、全体のサウンドで包み込むようなドリーミングな雰囲気は健在。哀愁の漂うメロディと流れるような8ビート的なサウンドとゆるいアクセントが印象に残る1曲目、より深淵性の高まった感じの、自由で幻想的な世界の少し盛り上がる面もあるバラードの2曲目、穏やかに流れていくメロディが優しい、時々8部音符的なベースも印象的に映る叙情的な3曲目、愁いと哀愁のあるメロディがカッコよく、ベースがちょっとひねくれたフレーズでサポートしていて、そこから中途部分けっこうハードになり、ベース・ソロで静かな場面も演出する4曲目、明るいけどギターとベースのリズムの違いを狙っている5曲目、1曲目と同じ曲を、別テイクというか変奏曲で、比較的穏やかに進む6曲目。
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デンマーク出身のジャズ・ギタリスト、ヤコブ・ブロ。ECM4作目は、ライブ盤です。 [続きを読む]
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工藤さま、トラバをありがとうございました。m(_ _)m
スタジオ盤と同じように、幻想的な世界がひろがってましたね。
ギターもベースも少ない音数、それを邪魔せず、静かな躍動感を加えていくドラム。
とても、静かな世界なのですが、メロディアスな曲なかりで、、大好きな一枚です。
こちらからも、トラバいたしますね。
投稿: Suzuck | 2018/11/02 17:53
>Suzuckさん
TBどうもありがとうございます。
ライヴでも、こういう演奏ができるのはいいですね。ベースとドラムスのメンバーもいいし、音数が少なくても、インパクトはありますね。確かにメロディアスですし。まさにECM的なサウンドを奏でているようです。
投稿: 工藤 | 2018/11/02 19:12