The Lost Album/John Coltrane Both Directions At Once
久しぶりに輸入盤が届きました。1か月以上ぶりなんじゃないかな。新譜として注文したはずだったのに、既に発売されてからだいぶ経過してしまっています。まあ、やむを得ないかな。このアルバム、音源が世に出るのは初めてとのことで、すごく期待していました。また、最近のリマスタリング技術の向上にも目をみはるものがあります。もちろん、ジョン・コルトレーンの演奏だもの、良いに決まっているじゃないか、とは思うのですけど、いわゆるオリジナルで出たアルバムと比較すると、どうしても、スタジオでのリハーサルを録音機を回しっぱなしにしていた時の演奏で、これもいいんだけど、やはりその本質としては比べてしまいますね。記録的価値に重点を置くかどうかだと思います。(注)ちなみにCD1がオリジナルアルバム的曲順、CD2は別テイク集的位置づけのようですね。
The Lost Album/John Coltrane(Ts, Ss) Both Directions At Once(Impulse)(輸入盤) - Recorded March 6, 1963. McCoy Tyner(P), Jimmy Garrison(B), Elvin Jones(Ds) - [CD1] 1. Untitles Orijinal 11383 (Take 1) 2. Nature Boy 3. Untitles Orijinal 11396 (Take 1) 4. Vilia (Take 3) 5. Impressions (Take 3) 6. Slow Blues 7. One Up, One Down (Take 1) [CD2] 1. Vilia (Take 5) 2. Impressions (Take 1) 3. Impressions (Take 2) 4. Impressions (Take 4) 5. Untitled Orijinal 11386 (Take 2) 6. Untitled Orijinal 11386 (Take 5) 7. One Up, One Down (Take 6)
(18/09/04)[CD1]の1、3、5、7曲目、[CD2]の2-7曲目がジョン・コルトレーンの作曲。今まで存在が明らかにされていなかったテープが出てきて、完全未発表音源とのこと。そういう意味では、彼のファンにとっては非常に貴重なものだし、ジャズはアドリブが命だからテイク違いが多く入っていても、それぞれに貴重。また、最近のリマスター技術はけっこう進んでいるなあということも実感。ただ、初めて聴く価値は大いにありますが、演奏はもちろんいいのですが。このテープが秘蔵音源になって行った経路を考えると、オリジナルアルバムとしての強度を持っているかとなると、1枚目はオリジナル的配列で、2枚目が別テイク集ですが、多くの海賊盤などの音源として同列に考えれば、かなりいい内容ではないかと。ファン向け。
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