Near East Quartet/Sungjae Son
ECMレーベルの新譜聴きの2日目。今回のアルバムはSun Chungがプロデュースの韓国のジャズグループのアルバム。と言ってもECMサウンドそのもののような感じで、さすがに日本より韓国の方がECMが売れているという事実を表しているような気がします。ただ、彼がプロデュースした韓国人のアルバムは記憶ではこれが3作目。彼の全プロデュース数からすると韓国比率が高いですね。本当にマンフレート・アイヒャーの後継者になれるのかどうか、これからが正念場のような気がしています。ただ、変な先入観を持たないで聴けば、これはECMのアルバムとして、自然木聴くことができますし、なかなかいいと思います
Near East Quartet/Sungjae Son(Ts, Bcl)(ECM 2568)(輸入盤) - Recorded December 2016. Suwuk Chung(G), Yulhee Kim(Vo, Per), Soojin Suh(Ds) with Sori Choi(Per on 3) - 1. Ewha 2. Mot 3. Baram 4. Galggabuda 5. Garam 6, Pa:do 7. Ebyul 8. Jinyang
(18/09/12)2、4、6曲目が韓国の伝統音楽(トラディショナル)で、他はSungjae Sonの作曲。韓国の伝統楽器のパーカッションも3曲目に使ってますが、ブラインドだとやはり民族音楽的なECMサウンドで、こちら方面が好きな方は見事にハマるのでは。写真ではメイン4人のうち、ヴォイスとドラムスが女性。ちょっと元気な曲も、ドローン的に管楽器がのびる演奏でも、自由な演奏が多く、やはりレーベルカラーというものはあるのだなと思います。韓国のジャズというのはあまり日本には入ってこないけれど、ECMの売り上げは日本より韓国の方が多いらしいので、この流れは必然かも。このような音楽をバックに曲によって出てくるヴォイスが、神秘的に、そしてやはり東洋的に響いてきます。もちろんSun Chungがプロデューサー。
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