Hot/The Paul Bley Group
ジョン・スコフィールドのサイド参加作の8日目。ポール・ブレイのグループへの参加になります。ビートやベース的にはフリーではなくて、4ビートだったり別なリズムだったりしますが、ブレイがピアノを弾きはじめると、フリーの要素がけっこう強く入ってきます。そんな中での微妙なバランスでの演奏だと感じました。まあ。孤高の人というか、結局やりたい放題なのね、という気もしないでもないですけど、ここまでやってくれると、フリーも好きな私としてはうれしくなってしまいます。ジョン・スコの親和率も高いし、面白いことは面白い。当時の輸入盤を買っているのとライヴなのとで、音はあまり良くないとは思いますけど。
Hot/The Paul Bley Group(P)(Soul Note) - Recorded March 10, 1985. John Scofield(G), Steve Swallow(B), Barry Altschul(Ds) - 1. When Will The Blues Leave 2. Around Again 3. How Long 4. Mazatlan 5. Syndrome
ライヴ。ポール・ブレイ作が2-4曲目、オーネット・コールマン作が1曲目、カーラ・ブレイ作が5曲目。ピアノのいちいち引っかかるようなソロも特徴的です。変わったメンバーですが、ギターのフレーズは相変わらずのジョン・スコ節。4ビートやその他、ノリの良いリズムも多いですが、何となくフリー・ジャズのなごりを感じます。1曲目からアップテンポの4ビートで、曲がけっこう突っ走っていますが、それぞれのフレーズがぶつかり合って、多少混沌とした感じ。メロディアスなワルツの曲だと思ったらブレイがけっこう自由に展開する2曲目、独特だけどしっとり系のバラードの3曲目、長めのドラム・ソロから、その後不思議な軽快リズムに乗って自由に演奏する4曲目、テーマだけはっきりして、4ビートながら自己の道を行く5曲目。
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