Famous Melodies/Joachim Kuhn
ヨアヒム・キューンのアルバムの過去盤聴き12日目。今日は、何と、ダブり買いをやらかしてしまったアルバムでした。レーベルも違うし、ジャケ写もアルバムタイトルも違えば、やってしまいますよね(笑)。曲名や曲順まで買う時見てはいないですから。まあ、そういう愚痴はさておき、内容的には、個性的ではあってもしっとりとしたスタンダード集なので、非常に聴きやすいです。当時(20年前)のアルバムコメントの部分を今も活かしてあるのですが「この方向での作品を今後望みます。」と書きました。さて、それはその後どうなっているでしょうか。ある程度はその後のアルバムでかなえられていると思います。
Famous Melodies/Joachim Kuhn(P)(Label Bleu) - Recorded February And August 1993. - 1. Barbara Song 2. Dreh'dich Nicht Um Nach Fremden Schatten 3. Lili Marleen 4. Nannies Lied 5. Just A Gigolo 6. My Heart Belongs To Daddy 7. Cry Me A River 8. Johnny, Wenn Du Geburtstag Hast 9. Aline's House (From The Ballet "Dark") 10. Jealousy 11. Don't Worry, Be Happy
ヨアヒム・キューン作は9曲目のみ。ソロ・ピアノで、しかもスタンダードの曲がほとんどなので興味がわきますが、ここでは哀愁漂うメロディアスな曲が多く、彼の意外な面を見つけました。この方向での作品を今後望みます。時に彼特有の速いパッセージが出てきますけど、それさえも武器にしつつ、こういう叙情性あるメロディ中心の演奏もできるんだなあ、ということを、1曲目から実感しています。3-7分台の短めな曲が多く、そのどれもが自由に演奏する場面を含めて、メロディが中心になるように印象付けてくれています。ピロピロと速いフレーズが出てこなければ、誰の演奏か分からなかったかもしれません。それだけ彼が円熟してきたってことでしょう。割と非凡なところもあるし、演奏のしっとり感もけっこういいと思います。
(注)国内盤「ヨアヒム・キューン・プレイズ・リリー・マルレーン(Joachim Kuhn Plays Lili Marleen)」(Ninety-One)とタイトル違い、ジャケ違いで中身は一緒です。先にこちらの方を入手していました。
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