Easy To Read/Joachim Kuhn, Daniel Humair, Jean Francois Jenny-Clark
ヨアヒム・キューンのアルバムの過去盤聴き5日目。今日からリーダー作です。残り9枚のうち、5枚がこのメンバーによる演奏なので、聴いていくのが楽しみです。このアルバムで彼らにはじめて出会いましたが、よほどインパクトが大きかったんでしょうね、このアルバムが一番印象に残っています。ジャズというにはあまりにも緊密で変幻自在なんですね。それは5曲目がフリー・インプロヴィゼーションとなってますけど、11分にわたって、丁々発止で変幻自在、時にリラックスした4ビートも交えたり、いきなりスピードを出してかっ飛んだり。やはり若い頃の刷り込みって大きいもんだなあ、と改めて思います。
Easy To Read/Joachim Kuhn(P), Daniel Humair(Ds), Jean Francois Jenny-Clark(B)(Owl) - Recorded June 1985. - 1. Guylene 2. Easy To Read 3. Habits 4. Sensitive Details 5. Open De Trio 6. Monday
5曲目が3人のフリー・インプロヴィゼーションで、他は全曲ヨアヒム・キューンの作曲。初めてキューンのトリオを聴いて、そのスピード感と3人の緊密なインタープレイに驚きました。フリーにやや近く、用意周到にアレンジされたものでないインプロヴィゼーションです。複雑なテーマの後、明るい5拍子基調で演奏した後に超アップテンポで攻め立てたりゆっくりになったりの1曲目、浮遊感のある中、おもむくままにフレーズを紡ぎ出すタイトル曲の2曲目、決めどころとアドリブのところが混然一体となり素晴らしい3曲目、8分の6拍子でちょっと乾いた感触のメロディの4曲目、フリー・インプロヴィゼーションなのに、打ち合わせたかのような変幻自在の構成の11分台の5曲目、自由なんだけどしっとり感もあるバラードの6曲目。
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