Colors/Ornette Coleman + Joachim Kuhn
ヨアヒム・キューンのアルバム聴き4日目でサイド参加作は一段落。次はリーダー作の方に入って行きたいと思います。オーネット・コールマンとのデュオ作というのは珍しいですけど、いつもはフリーに行きそうで行かないようなギリギリのセンをキューンは弾いている感じなんですが、ここでは相手がオーネットということもあって、かなり自由な演奏をしていますね。それでいて、聴いてキューンの演奏と分かるように、カチッとしている感じで、ドシャメシャにはならないというか。ただ、知っているメロディというかテーマがなかったし、ライヴならいいけど、CDで65分これを聴くのは、ちょっときついかな、というのも個人的な感想ですけど。
Colors/Ornette Coleman(As, Tp, Vln) + Joachim Kuhn(P)(Verve/Harmolodic) - Recorded August 31, 1996. - 1. Faxing 2. House Of Stained Glass 3. Refills 4. Story Writing 5. Three Ways To One 6. Passion Cultures 7. Night Plans 8. Cyber Cyber
ヨアヒム・キューンが憧れていたオーネット・コールマンとのドイツでのデュオのライヴ。最初から最後までピアノとのデュオの演奏ということで、貴重な演奏です。全曲オーネットの作曲とアレンジ。ただしフリー・インプロヴィゼーション度が強く、聴く人を選ぶかも。誰でも知っているような有名曲が無いことと、やはりこのメンバーではフリーでの進行が強く、1曲目からそれは感じることができます。キューンはフリーになりそうでならないところが特徴だったと思いますが、ここではその一線を超えている演奏を見せています。ただこれを指示しているのが、オーネットのアレンジだとすると、かなかな面白いなあ、と思います。硬質かつなだらかな面と、カチッとしているアグレッシヴな面を持つピアノとオーネットのマイペースさがいい感じ。
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