You Must Believe In Spring Songs By Michel Legrand/Karin Krog
カーリン・クローグの過去盤聴き5日目。他のヴォーカリストのアルバムと違って、アレンジが1枚頃に違うので面白いです。それも極端に違う感じ。今回は、曲によっては大胆なロック・イディオム(ファンク?)を導入してのアルバムになりますけど、普通のアレンジの曲との落差がなかなかスゴいことになっています。彼女のアルバムは比較的後から出てきたものが多いので、アルバムコメントの手直しも飛び飛びになっていますが、それでも個性あるアルバムがズラリ。今では売れるかどうかわからないものもあるし、まあ、それだけ実験的だったんだろう、と思わせるものが多いなあ、と特に今日のアルバムを聴いて思いました。
You Must Believe In Spring Songs By Michel Legrand/Karin Krog(Vo)(Seven Seas) - Recorded May 20-22, 1974. Palle Mikkelborg(Tp, Arr, Dir), Per Carsten(As, Fl), Bent Larsen(Fl, Afl, Bfl), Bies Peters(Oboe), Ole Koch-Hansen(P), Philip Catherine(G), Niels Henning Orsted Pedersen(B), Alex Riel(Ds), Kasper Vinding(Per), Lubov Rubinstein(Harp), Per Walther(Vln), Hans Hielsen(Vln), Finn Ziegler(Viola), Erling Christensen(Cello) - 1. You Must Believe In Spring 2. Ask Yourself Why 3. I'll Wait For You 4. Watch What Happens 5. Once Upon A Summertime 6. What Are you Doing The Rest Of Your Life?
邦題「ミッシェル・ルグランを歌う」。ルグラン曲集で、アレンジがマイルス・デイヴィスの「オーラ」で有名なパレ・ミッケルボルグ。2曲目のようにロック・イディオムを大胆に導入して、当時としては斬新だったのですが、今ではサウンドが古い感じも。ニールス・ペデルセンに曲によってエレキ・ベースを弾かせるのは、ちょっと...。スリリングではあるのですけど。それでも今聴くと、1曲目のビル・エヴァンスの演奏でもおなじみの曲は、割とオーソドックスで親しみと味のあるアレンジです。ちょっと崩して歌うロック的な感じがまた面白い、マイルス・バンドのような3曲目、哀愁のあるバラードにでも途中からロック的になる4曲目、前間奏部、実験的アレンジと感じられる5曲目、しっとりしたバラードでドラマチックに幕を閉じる6曲目。
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