Dancing On The Tables/Niels-Henning Orsted Pedersen Quartet
ジョン・スコフィールドのサイド参加作の3日目。今日はニールス・ペデルセンがSteeple Chaseから出したアルバムでの参加作です。ジャズに一応分類してはあるものの、曲的には当時のフュージョンに近いものもあります。それにしても音数が多いベーシストですね。テーマを弾いてしまうし、空間を埋め尽くすようなフレーズも多いし、今まで聴いてきた中では、かなりベースの音数が多いアルバムになっています。その超絶技巧でも、聴きやすさが前面にあるので、あまり嫌味な感じはしないですし。それにしてもこのレーベルからもこういうアルバムが出てたんですねえ、と聴いたことあるのに、記憶から抜け落ちていました。
Dancing On The Tables/Niels-Henning Orsted Pedersen(B) Quartet(Steeple Chase) - Recorded July 3-4 & August 30, 1979. Dave Liebman(Ts, Ss Afl), John Scofield(G), Billy Hart(Ds) - 1. Dancing On The Tables 2. Future Child 3. Jeg Gik Mig Ud En Sommerdag 4. Evening Song 5. Clouds
3曲目のみトラディショナルで、他は全曲ニールス・ペデルセンの作曲。この時期はけっこう面白いメンバーでの演奏がみられます。しかし饒舌なベース。リーダーがペデルセンということもあって、フレーズはややハードだけど聴きやすく仕上がっています。1曲目のタイトル曲は何と14分台のラテン・ビートから4ビートになる曲ですが、のっけからパワー全開のスピーディーなベース・ソロがあって、ノリも良く、それぞれのソロもマニアックでなかなか面白い。アコースティック・ベースのソロで勝負する小品の2曲目、トラディショナルも出だしのテーマはベースが弾いている、叙情的な3曲目、やはりベースがメロディ楽器としても活躍するフュージョン的な8ビートの4曲目、メロディアスでドラマのあるフュージョン的な10分台の5曲目。
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