By Myself/Karin Krog
今日からまた過去盤聴きに戻ります。カーリン・クローグを13枚の予定。なんでカーリン・クローグ(ノルウェーのヴォーカリスト)かというと、普通のヴォーカルアルバムもありますけど、実験的なものも多く、ECMでも何枚かサイド参加のような形で出てきているからです。昔はこの後に、ヘレンメリルをやろうかと思って、方向転換のため中断してしまいましたが。今日のアルバム、あるべきところに収まってなくて、2時間も探してしまいました。でも今までの長い間、最後まで見つからなかったCDというのは経験が無いので、いちおうの個人的記録更新かな。これも紙ジャケ、そして今は国内盤は廃版なんですね。なおのこと処分できないな。また’60年代までさかのぼります。
By Myself/Karin Krog(Vo)(Philips) - Recorded July 15-16, 1964. Egil Kapstad(P), Kurt Lindgren(B except 3, 9), Per Loberg(B on 3, 9), Jon Christensen(Ds) - 1. By Myself 2. Lover Man 3. Karin's Kicks 4. I Fall In Love Too Easily 5. Gee, Baby Ain't I Good To You 6. Mood Indigo 7. 'Deed I Do 8. I Guess I'll Hang My Tears Out To Dry 9. All Blues
カーリン・クローグのデビュー・アルバム。彼女の作曲は3曲目にあります。スタンダード曲集で、性質はそんなに低くはないけど、けだるいような歌い方はこの頃から健在です。うーん、この歌い方にひかれます。バックのピアノ・トリオはオーソドックスですが、録音はノルウェーのオスロ。ドラムはヨン・クリステンセンが参加。9曲目に「オール・ブルース」あり。 ノルウェーでのこの時期での録音というのも珍しいようだけど、既に歌手としての個性というか存在感は十分にあります。8分の6拍子で好きなジャズメンを並べているらしい歌詞も当時としては面白かったのでは。低めのスキャット(?)も入っています。他の曲でもスキャットで楽器の真似も少し。個性的なので印象度が個人的に高い。4ビートの曲もバラードでもいい感じ。
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