Infinity/John Coltrane
チャーリー・ヘイデンのサイド参加作の6日目。新譜も届いているんだけど、こちらの方を先に。時代は前回より’70年代に入っているんですが、このアルバムは特殊で、ジョン・コルトレーンの’60年代の生前の演奏を、’72年にアリス・コルトレーンがオーケストレーションその他、オーヴァーダブして世に出したアルバム。なので、アリス・コルトレーンの演奏としてとらえた方がいいかもしれませんね。ここにヘイデンも参加しているという構図になってます。このあたりのアルバム、その重さからたぶん’90年にCD化されて購入してから2-3回ぐらい聴いただけだと思いますね。今回もコメントを書くために聴いたという感じかな。
Infinity/John Coltrane(Ts)(Impulse) - Recorded April 16 and 17, 1972. (June 16 and September 22, 1965, February 2 and 1966.) Alice Coltrane(P, Org, Harp, Vib). Charlie Haden(B), Rashied Ali(Per), Ray Appleton(Per), McCoy Tyner(P), John Chapman(Per), Jimmy Garrison(B), Elvin Jones(Ds), Oran Coltrane(Per), Pharoah Sanders(Ts) - 1. Peace On Earth 2. Living Space 3. Joy 4. Leo
チャーリー・ヘイデンは1、3-4曲目に参加(’72年のオーヴァー・ダブの方)。これは’65-66年のジョン・コルトレーンの録音に、没後’72年にアリス・コルトレーンがオーヴァー・ダブをしたもので、ファンの間からは悪評が高いと言われるアルバム。オーケストラをかぶせたりして、完成度は高いとは思います。最初のテイクのみも発表されている曲の割合が高く、ここはスピリチュアルで荘厳な演奏をこのアルバムで楽しむ(にしては重いですが)ことができます。原曲のイメージから離れているものもあるので、あくまでもアリス・コルトレーンの編曲ものとしてとらえるのがいいのかも。そのオーケストレーションも民族音楽的のような、どこか土着的な味があります。アップテンポや激しい曲でも、オーケストラが少し瞑想的な印象。
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