As Long As There's Music/Charlie Haden/Hanpton Hawes
チャーリー・ヘイデンのサイド参加作の、少しおいて7日目。その後彼が量産するデュオの作品の最初の頃のアルバムだったろうと思うので、共演作ともいうべきでしょうけれど、デュオ作品については、特に輸入盤でしか出てなかったものは集めきれておらず、今回はひとくくりにして紹介させていただきます。’76年録音を’93年にCDで出たものなんですが、この頃は別テイクを入れるのが流行っていたような気もします。別な曲ならまだしも、別テイク3曲込みで70分ほどのCDというのは、今考えてみると少し冗長だったかなあと思います。血球用にはいいんですけどね。ハンプトン・ホーズのピアノもマイペースだけど、古くないピアノのフレーズなので、なかなか聴きごたえはありました。
As Long As There's Music/Charlie Haden(B)/Hanpton Hawes(P)(Verve) - Recorded January 25, 1976. - 1. Irene 2. Rain Forest 3. Turnaround 4. As Long As There's Music 5. This Is Called Love 6. Hello/Goodbye Bonus Track: 7. Irene 8. Turnaround 9. As Long As There's Misuc
ハンプトン・ホーズ作が1-2、7曲目、チャーリー・ヘイデンとの共作(インプロヴィゼーション)が5-6曲目、オーネット・コールマン作が3、8曲目とスタンダード。ホーズは50年代からコンテンポラリーなどで名演を残していますが、亡くなる前年にチャーリー・ヘイデンとのデュオ・アルバムを残しました。ラスト3曲はCDのみ収録の別テイク。2人の完全即興演奏(フリー・インプロヴィゼーションというニュアンスではない)も2曲。作られた曲みたいで、きれいです。 このあたりがデュオシリーズのはじまりの方かなと。昔からのホーズのマイペースな演奏と、ヘイデンの粘り気のあるベースのフレーズが、自然に溶け合い、なかなかリラックスする音楽を作ってくれます。オーネットの曲もテーマを借用してるだけで、あくまでもマイペース。
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工藤さん,こんばんは。
このアルバムいいですよねぇ。本作って"The Golden Number"用のセッションの残りテイクらしいですが,これだけでも遜色ないと思わせる素晴らしいアルバムだと思っています。Hampton Hawesって,どちらかと言えばハード・スウィンガーだと思いますが,こういう世界も凄いと思います。彼がRhodesを弾いたアルバムもいいですねぇ。
ってことで,TBさせて頂きます。
投稿: 中年音楽狂 | 2018/06/11 18:18
>中年音楽狂さん
TBどうもありがとうございます。
やはりこのあたりがデュオシリーズの最初の頃だったんですね。淡々どしているようで、ちょっとクセがあったりして(特にベース)、久しぶりに聴いたけど楽しめました。チャーリー・ヘイデンももういないと思うと寂しい感じがします。
投稿: 工藤 | 2018/06/11 18:52