The Shape Of Jazz To Come/Ornette Coleman
チャーリー・ヘイデンのサイド参加作が残り12枚ありますが、その1日目。そろそろこのあたりになってくると、キースとの共演作やECM関係が終わっているので、’50年代までさかのぼらなくてはいけなくて、しかも超有名盤が多いということで、なかなか先に進みません。オーネット・コールマンも一時集めていましたが、ある時期、一部を除いて処分してしまいました。今考えるともったいないですね。今日のアルバム、もうこのアルバムでオーネット・コールマンという人やサウンドそのものが出ていることに改めて驚いています。当時としては変わったアプローチだったのかもしれませんが、今聴くと、割とすんなり耳に入ってきます。
The Shape Of Jazz To Come/Ornette Coleman(As)(Atlantic) - Recorded May 22, 1959. Don Cherry(Cor), Charlie Haden(B), Billy Higgins(Ds) - 1. Lonely Woman 2. Eventually 3. Peace 4. Focus On Sanity 5. Congenialty 6. Chronology Bonus Track: 7. Monk And The Nun 8. Just For You
邦題「ジャズ来るべきもの」。7-8曲目はボーナストラック。チャーリー・ヘイデンもアヴァンギャルドの人でした。当時としては新しいジャズだったかもしれませんが、今聴くとけっこう普通に聞こえます。全曲オーネット・コールマンの作曲。彼は作曲の人だと改めて思います。ピアノレスの自由な中で独特なオーネット・サウンドはこの頃からあります。繰り返し聴いていたせいか、おなじみの曲が多いです。その後スタンダード化する、多少オドロオドロしい1曲目、慌ただしいテーマだけと一発でオーネットと分かるサウンドがうれしい超アップテンポの2曲目、ミディアムでテーマが心に残る3曲目、スロー、アップテンポ、ミディアムとコロコロ変わる4曲目、有名なテーマでややアップテンポの5曲目、バップぽいんだけど何か違う6曲目。
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コメント
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オーネット、昔は集めてらしたんですね。少し意外に思いましたが考えてみるとフリー系の作品も多数レビューしてらっしゃいますしね。古い作品を工藤さんが取り上げる時の文体が好きで勢いでコメントしました。それにしてもヘイデンのキャリアの長さと幅広い音楽性には脱帽です。
投稿: るふ | 2018/05/29 21:06
>るふさん
コメントどうもありがとうございます。
ホームページ以前の時代は、オーネットとか、あるいはスウィングジャズまでさかのぼってみたり、50年代の女性ヴォーカルを聴いてみたりといろいろでしたが、ホームページ以降は’70年代から新譜までのあたりが聴くものの中心になってきました。今でも、ドルフィー、コルトレーン、ロリンズ、マイルスその他有名どころはCDが眠っています。でも、このあたりはいくらでもよそで優れた文章が見れますから...。
チャーリー・ヘイデンも、もう亡くなってしまったのが残念ですけど、今のうちに少しでも記録に残しておきたいなあ、という思いもあります。今後ともよろしくお願いします。
投稿: 工藤 | 2018/05/29 21:18