The House Of Blue Lights/Eddie Costa
ポール・モチアンのサイド参加作の6日目。奇しくもエディ・コスタ(’62年に31歳で交通事故で亡くなる)のアルバムが2枚続いてますが、このアルバムも’94年に世界初CD化と書いてありますね。ここではピアノをコスタが弾いているので、ビル・エヴァンスの出番はないのですが、1回聴いたらけっこう強烈な印象を持つくらいの低音(左手)です。左手と言うと大西順子のデビュー作もそれが強烈でしたけど、その元祖ということなのでしょうね。これも名盤と言われるアルバムのひとつで、なんて書こうか迷いつつ、結局はいつものペースで書いてしまっています。それしかできないんだから、これからも出てくる名盤たちはそれで行こうかと。
The House Of Blue Lights/Eddie Costa(P)(Dot) - Recorded January 29 and February 2, 1959. Wendell Marshall(B), Paul Motian(Ds) - 1. The House Of Blue Lights 2. My Funny Valentine 3. Diane 4. Annabelle 5. When I Fall In Love 6. What's To Ya
エディ・コスタ作は4、6曲目で、他はスタンダードなど。ヴァイブラホン奏者でもあるコスタはここではピアノのみを弾いていますが、とにかく低音の音使いがガンガンですごい個性。元祖左手プレーヤーということになるのでしょうか。「幻のピアニスト」はうそではないと思います。タイトル曲の1曲目から、その低音を聴くことができるのですが、やはり当時は無難な演奏をするピアニストの方がもてはやされたそうで、無骨な感じもある彼のピアノはあまり出番がなかったそうです。今ではこのアルバムが彼のでは一番有名らしいし、後年に聴くとそのスゴさは分かると思うのですけど。有名な2曲目も独特な少し骨っぽいアプローチ。ややアップテンポのブルース進行っぽい4曲目、メリハリの効いたピアノ低音の演奏が楽しめる6曲目。
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