How My heart Sings/Bill Evans Trio
ポール・モチアンのサイド参加作の12日目。本当は新譜が数枚届いているのですが、ビル・エヴァンスのピアノの魔力にハマってしまっているので、あと少しだけお付き合いください。スコット・ラファロが交通事故で亡くなってしまい、このアルバムを録音するまでに1年近く要していますが、それだけ彼の存在が大きかったということでしょうか。ただ、話に聞くとギャラでもめてたというようなこともちょっと聞いているので、あくまでもアルバムで判断するしかないのかなあ、と思います。チャック・イスラエルも、比較されてしまうからであって、今聴いてみると、そんなにオーソドックスなタイプのベーシストでもなかったですね。
How My heart Sings/Bill Evans(P) Trio(Riverside) - Recorded May 17, 29 and June 5, 1962. Chuck Israels(B), Paul Motian(Ds) - 1. How My heart Sings 2. I Should Care 3. In Your Own Sweet Way (Take 1) 4. Walking Up 5. Summertime 6. 34 Skidoo 7. Ev'rything I Love 8. Show-Type Tune Bonus Track: 9. In Your Own Sweet Way (Take 2)
ビル・エヴァンスの作曲が4、6、8曲目。ベースのスコット・ラファロが事故で亡くなり、突っ込み型のベースから、ちょっと平凡な印象ながらもジャストなノリのチャック・イスラエルにかわり、雰囲気が変わりました。それでもベースは4ビートだけを弾いているタイプではないです。個人的にはこちらのサウンドの方も好みではありますが。オリジナルで4、6曲目あたりは、やはり引っ掛かりがあるというか、彼らしい冒険もあります。特に6曲目は3拍子と4拍子を組み合わせた演奏で、当時としてはけっこう新しかったのでは。やはりこのアルバムも1曲目の出だしから郷愁を誘うような、懐かしい音にあふれています。 ここでもスタンダードは雰囲気は変わっても、身をゆだねたくなるくらい心地良いです。5曲目は変わったアプローチ。
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