What We Do/The John Scofield Quartet
ジョン・スコフィールドのリーダー作過去盤聴き11日目。ブルー・ノートに移籍してから、1年に1回ペースでリーダー作を出していて快進撃です。このアルバムの前にビル・フリゼールを迎えた「Grace Under Pressure」を出しているのですが、それは以前に聴いてしまっているので、その次のアルバムがこれです。ツアー・メンバーだけあって、息の合っているところを見せていますが、どこをどう切ってもジョン・スコのサウンドなので、かえってアルバムコメントが書きにくいのも事実なんですね。そう書くだけですべてを言い表しているような気もするし。だから文章は退屈だけど音楽はエキサイティング、というようなことが起こってます。
What We Do/The John Scofield(G) Quartet(Blue Note) - Recorded May 1992. Joe Lovano(Sax), Dennis Irwin(B), Bill Stewart(Ds) - 1. Little Walk 2. Camp Out 3. Big Sky 4. Easy For 5. Call 911 6. Imaginary Time 7. Say The Word 8. Why Nogales? 9. What They Did
全曲ジョン・スコフィールドの作曲。リラックスした演奏で、なおかつすごい事をやっていて、すでにベテランの域に達したアルバム。ジョー・ロバーノのどちらかというとフワフワしているサックスと、ビル・スチュワートのスコンスコンというドラムがまた軽くていい感じ。フロント2人のうねり具合といい、もうすでに独自の域に入っていて、どの曲がどうということは書きにくい感じです。もうひたすらマイペースな演奏を、速いテンポの曲も、ゆっくりの曲も演奏し尽くしているという感じで。ギターはその音が出たらジョン・スコなので、だからグループ名で「ザ・ジョン・スコフィールド・クァルテット」と銘打っているのでは。作曲面でも当時の新しい音楽も取り入れつつ独自の方向を行き、これもなかなか素晴らしく個性的。聴きごたえがあります。
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