Triangle/Tethered Moon
ゲイリー・ピーコックの過去盤聴き12日目でテザード・ムーン2枚目。今回は「テザード・ムーン」と同じ日の録音ですけど、決して残りテイクという感じはしなくて、けっこういい感じに仕上がっています。このメンバーで3日の録音日をあてているので、当初から2枚出すつもりだったんでしょう。これより早い録音のものがWinter & Winterレーベルより後から出ましたが、おそらくライヴなので演奏を重ねて、これなら日本のメジャーレーベルから出してもOKというような流れだったんじゃないでしょうか。今聴き直すと、普通に4ビートを演奏している曲もあって、そんなに極端に静かなアルバムという気はしないです。でも、静かで緊張感を伴う曲も多めですね、
Triangle/Tethered Moon(Paddle Wheel) - Recorded November 16-18, 1991. Masabumi Kikuchi(P), Gary Peacock(B), Paul Motian(Ds) - 1. Little Abi 2. The Song Is You 3. Introduction 1 - I Fall In Love Too Easily 4. True U 5. Gaia 6. Conception Vessel 7. Turn Around
3人のインプロヴィゼーションが3曲目出だし、菊地雅章作が1曲目、ゲイリー・ピーコック作が4-5曲目、ポール・モチアン作が6曲目。「テザードムーン」と同じ日の録音。こちらの方が静かな曲が多い気も。音符をていねいに選んで奏でているのが見えるよう。こういう世界もあっていいかも。 菊地作のおなじみの曲で、しっとりとメロディアスにゆっくりと歌う1曲目、まるで息をひそめて聴くような緊張感のスタンダードの2曲目、短めの静かなインプロからやはりなでるように表現していくバラードの3曲目、静かにはじまり彼らならではの4ビートになる4曲目、不思議なメランコリックさを持つメロディの5曲目、おなじみの曲をこのメンバーならではで料理する6曲目、オーネット・コールマン作を4ビートで割と普通に演奏する7曲目。
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