ブライト・フォース/キラキラ
今日は久しぶりに国内盤新譜です。月刊藤井郷子シリーズで、4月なので今年4枚目のCD。12月まで続くそうですが、フリージャズだと、全ての演奏は録音する価値がある、とのことだろうと思います。ただ、CDを作るための音質をクリアし、そしてマスタリングなどの作業もあるから、このペースで新録音を出していくのは、ライヴもしながらだとけっこう大変なのでは。今回はオーストラリア人のキーボーディストが加わっていて、そのいろいろなエレキピアノの音色がスパイスになり、時に前面に出てきて、いつもの彼女のアルバムとはまた違った面のサウンドを聴くことができます。それにしてもアイデアが尽きないなあ、と感心してしまいます。
ブライト・フォース/キラキラ(Libra Records)
Bright Force/Kira Kira(Libra Records) - Recorded Sepetmber 12, 2017. Natsuki Tamura(Tp), Alister Spence(Key, effects Pedals, Preparations), Satoko Fujii(P), Ittetsu Takemura(Ds) - 1. Because Of The Sun 2. Nat 4 Lunar Lionfish: 3. Lunar Lionfish 3 4. Lunar Lionfish 4 5. Lunar Lionfish 5
4人の日豪編成によるグループ。Alister Spence作が1曲目、田村夏樹作が2曲目、藤井郷子作が3-5曲目。ドラムスも重量級だし、いろいろな音を出すキーボードも面白い。基本的にエネルギー発散型のフリージャズで、時に決め事をクリアしつつ進んでいくのは同じですが、その中でもドラマチックな感じはあります。エッジが効いた中にもキーボードがやはり中核を占めるような、テーマが割とはっきりとしている1曲目、トランペットのテーマから、ドラムスの長めのソロを挟んで、ドカドカと進んでいき、決め事も流れで動きながら、それぞれの反応も鋭い2曲目、3曲(3-5曲目)35分に渡って繰り広げられる組曲は、静かにはじまり、雄大な時を経るようにゆったりとドラマチックに進んでいく、フリーの構築力が表れている曲。(18年4月14日発売)
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