Who's Who/John Scofield
ジョン・スコフィールドのリーダー作過去盤聴き5日目。もっとこちらの時代の人かと思ったら、まだ’80年あたりまでをウロウロしています。マイルス・バンドに加入するのが’82年なので、その後もっとファンク色が強くなっていくのですが。ただ、それ以前でも個性は確立しているので、ギターのアウト具合とか独特なフレーズとか、聴いていてけっこう楽しい部分は多いですね。このアルバム、クレジットでは6曲目に入っているピアノが名前がないのですけど、たぶんそのままケニー・カークランドが入っているのではないかと思います。リーダー作で、ファンクというかフュージョン色が強いアルバムとしては最初の方でしょうか。
Who's Who/John Scofield(G)(RCA) - Released 1979. Kenny Kirkland(P on 1-2, 4-6), Anthony Jackson(B on 1-2, 4-5), Steve Jordan(Ds on 1-2, 4-5), Sammy Figueroa(Per on 1-2, 4-5), Billy Hart(Ds on 3, 6), Eddie Gomez(B on 3, 6), David Liebman(Ss, Ts on 3, 6) - 1. Looks Like Meringue 2. Cassidae 3. The Beatles 4. Spoons 5. Who's Who? 6. How The West Was Won
全曲ジョン・スコフィールドの作曲。エンヤがジャズ寄りなのに対して、こちら(ライナーではアリスタ)ではフュージョン寄りの演奏になっています。曲によってメンバーを2組使い分けています。このあたりからファンクの要素がちらつきはじめていますが、なかなか渋い曲が多いです。微妙な音程外しもギターの味になっている、ジャズロック的なビートの1曲目、ラテンファンクという感じで、キメもカッコ良くスピーディーに進む2曲目、アコースティックなワルツで、ミステリアスな香りを漂わせる3曲目、ちょっとしっとりとした感じのフュージョンで、静かな場面が印象的な4曲目、けっこうヘヴィーなファンクの色合いもあってメロディアスな感じもするタイトル曲の5曲目、5拍子基調で、ジャジーな方向での演奏がこれは印象に残る6曲目。
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