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2018/03/26

Returnings/Jakob Bro

2546
ECMレーベルの新譜が2枚届いたので、また聴いていきます。今日のアルバムはJakob BroのECM3作目。今回はトランペット(フリューゲルホーン)の Palle Mikkelborgが参加していて、ベースとドラムスも、なかなかスゴいメンバーです。繊細なインプロヴィゼーションをやるにはかなりいいメンバー。大手通販ではカテゴライズが難しいというようなことを書いてありましたけど、まさにその通りで、ECMという発表場所がないと、こういうアルバムって出にくいか、出せても埋もれてしまうだろうなあと思います。いったんこういうサウンドにハマってしまえば、けっこう面白いんですけど。それにしても、今年もECMはたくさん新譜を出してますねえ。


Returnings/Jakob Bro(G)(ECM 2546)(輸入盤) - Recorded July 2016. Palle Mikkelborg(Tp, Flh), Thomas Morgan(B), Jon Christensen(Ds) - 1. Oktober 2. Strands 3. Song For Nicolai 4. View 5. Lyskaster 6. Hamsun 7. Returning 8. Youth

(18/03/25)Palle Mikkelborg作が2曲(4、8曲目)、2人の共作のタイトル曲が7曲目、他は全曲Jakob Broの作曲。相変わらず浮揚感のある、フワフワした感じのギターで、今回はMikkelborgのホーンが、やはり抑制的に加わっていて、静かな北欧ジャズという感じのサウンドになっています。そして哀愁漂うメロディがなかなか印象的です。寄り添うようなバラードプレイが、メロディをひとつひとつ心に刻んでいきます。ホーンがいるせいか、ギターとしては、彼の個性だけど、あまり前面に出ることなく、それでいて大きい支えになっています。これに対してMikkelborg作と共作の4、7曲目は少々硬派なサウンドで、いわゆるこれもECMらしい音。ギターも少しだけトンガリます。それでもシャープな輪郭ではなく、少しぼんやりとした形か。

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コメント

工藤さま、トラバをありがとうございました。
随分、遅くなりましたが、、こちらからもトラバをいたします。

本当に、「相変わらず浮揚感のある、フワフワした感じのギター」で、
全体に静寂なトーンで哀愁でまくりの感じですよね。
まぁ、好き嫌いははっきりしているとおもうのですが、私はとても好き。
このサウンドに身を委ねて、ぼんやりと漂うのが気持ち良いです。

>Suzuckさん

TBどうもありがとうございます。

空間系のギタリスト、なぜかECMに多くなってますね。私も好きですけど、ECMだから、雰囲気に合っていて売れている、っていう側面もあるのかと思います。これからもバンバン出してほしいですね。

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