Live '81/John Scofield
ジョン・スコフィールドのリーダー作過去盤聴き3日目。通常だと、録音の時系列的な順番で聴いていくんだけど、これのみ収録時間がLP2枚分で長いし(聴いたのは日曜日)、エンヤレーベルを先に聴いていこうと、順番を入れ替え。この1年ほど前にRCA(アリスタ?)から「Bar Talk」という、同じメンバーでのアルバムがあるのですが。この時期の彼の演奏、カテゴリー的にはジャズに入れてしまってますけど、ジャズともフュージョンともロックともつかないような独自性のある演奏になってますね。オリジナル曲も多いし。まあ、このあたりで彼のギターにハマったという人も多かったと思います。3日間のライヴをまとめた音源ですけど、今聴いてみてもいいなあ、と思います。
Live '81/John Scofield(G)(Enja) - Recorded December 12-14, 1981. Steve Swallow(B), Adam Nussbaum(Ds) - 1. Why D'you Do It 2. Yawn 3. Dr. Jackle 4. Jean The Bean 5. Rags To Riches 6. Shinola 7. Holidays 8. Last Week 9. Miss Directions 10. Out Like A Light 11. Melinda
「シノーラ」(1-6曲目)と「アウト・ライク・ア・ライト」(7-11曲目)の2枚のLPを1枚のCDにしたライヴ録音。ジョン・スコフィールド作は9曲(1-2、4-10曲目)。ギター・トリオはなかなか味わいがあって、渋い演奏も6曲目のようなロック的な演奏もあります。ジャッキー・マクリーン作の3曲目など、アップテンポの曲もフレーズがぎりぎりこちら側で踏みとどまっている緊張感がなんとも言えない。1曲目では、ちょっと柔らかいロックギターのような音で少しゆっくりと演奏してますが、やはり彼の個性的フレーズが面白い。2曲目はしっとりとした静かなバラード。5、10曲目はどことなくフリー的なアプローチの部分も。繊細さと大胆さの合わさったロック的盛り上がりのある7曲目など、ジャズともフュージョンとも違う独自性があります。
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工藤さん,こんにちは。
これって2 in 1のお買い得アルバムでしたが,この頃から,十分にジョンスコは変わっていた(笑)っていうことがよくわかる演奏ですね。私は先日久々に聞きましたが,今聞いても面白かったです。
ということで,TBさせて頂きます。
投稿: 中年音楽狂 | 2018/03/10 12:32
>中年音楽狂さん
TBどうもありがとうございます。
このあたりのアルバム、実に久しぶりに聴きましたけど、けっこう面白かったです。割と初期のころから、ジョン・スコはジョン・スコである、っていう感じの個性で彼のギターと分かりますし。こういうの、好きですねえ。
投稿: 工藤 | 2018/03/10 14:28