Love & Peace/Joachim Kuhn New Trio
ヨアヒム・キューン、やっと今月3日に発売された新譜にたどり着きました。11曲目など、数曲を除き、ゆったりめの耽美的な演奏が多いように感じますが、もうキューンも年齢的にもこういう方向でもいいんじゃないかと思います。時折昔見せたようなフレーズがバシッと出てくるところは、昔を知っている人にとってはいいですねえ。それにしても大手通販などを覗いて見ると、彼のリーダー作や共演作、まだまだ聴いてないものがいっぱいあるし、もう入手困難なものもありますね。彼に関しては、今回も4枚買ってしまったし、無理せずに気が付いたら追いかけて行きたいなあと思っています。ニュー・トリオで何枚出るかなあ。
Love & Peace/Joachim Kuhn(P) New Trio(ACT)(輸入盤) - Recorded May 15 and 16, 2017. Chris Jennings(B), Eric Schaefer(Ds) - 1. Love And Peace 2. Le Vieux Chateau 3. The Crystal Ship 4. Mustang 5. Barcelona - Wien 6. But Strokes Of Folk 7. Lied Ohne Worte No.2 8. Casbah Radio 9. Night Plans 10. New Pharoah 11. Phrasen
(18/02/11)ニュー・トリオ第2作。ヨアヒム・キューン作が6曲(1、4-6、10-11曲目)、ムソルグスキー作(2曲目)、The Doors作の3曲目、オーネット・コールマン作の10曲目など。46分で11曲と、こちらも全体的にまとまった感じの演奏。やはりゆったりとして耽美的な演奏が多めか。それでも昔をほうふつとさせるような11曲目のような活発な曲もありますけど、ワンマン的でトリオとしてまとまっているタイプのサウンドです。やはり年齢を経て、円熟味を増しているという気もしてます。これはこれでいい感じだし、時々速い16分音符のパッセージも聴かせてくれるしと、タダものではないところもあります。ただ曲の並びもあってか、美旋律的に流れていくような印象が強いです。それでも6曲目のような緩急自在な曲もあり。
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やっぱり、Joachim Kuhn New Trioというと興味を持ってしまいます。
工藤さんのおっしゃるように、「ゆったりめの耽美的な演奏が多いように感じますが、もうキューンも年齢的にもこういう方向でもいいんじゃないかと思います。」というところに落ち着くんでしょうかね。このトリオの若い二人はどんなパターンなのかも影響あるかも知れませんが、私はよく知りません(キューンのことですから、それよりはやっぱり自分のやりたいことをやるのでしょうね)。第3作目あたりには個性が出るのかな?、なんてちょっと思ったりしています(笑)。
投稿: photofloyd(風呂井戸) | 2018/03/22 18:30
>photofloyd(風呂井戸)さん
TBどうもありがとうございます。
耽美的な方向が垣間見えるのですが、それでもキューンのフレーズに16分音符の連打なんかもあったりして、今後どうなっていくのか興味はあります。ただ、往年のジャン・フランソワ・ジェニー・クラークやダニエル・ユメールとのトリオのインパクトが強すぎた感もあって、もう少しこのNew Trioを聴いてみたいですね。
投稿: 工藤 | 2018/03/22 19:46