Many Lifetimes/Lost Tribe
Lost Tribeのグループ3作目にして最終作。だんだんトンガって来てると思うのは気のせいでしょうか。もちろん静かな曲もありますけど、バリバリとしている曲の方により興味が行ってしまいます。ここではDavid Gilmore(G)が抜けてしまっていますけど、その分アダム・ロジャース色も濃く、これはこれでまた楽しんで聴けますね。このグループのアルバム、前世紀の発売なんですけど、パッと聴かせて最近の録音だよと言っても通ってしまうんじゃないかなあ、と思います。難点はちょっと高くて入手しづらいところでしょうか。中古店なので安いのがあれば、手に取ってみるのもいいのでは、と思います。
Many Lifetimes/Lost Tribe(Arabesque Jazz)(輸入盤・中古) - Recorded April 1997. Adam Rogers(G), David Binney(As), Fima Ephron(B), Ben Perowsky(Ds) - 1. Concentrics 2. Heroes 3. The River 4. Vevasis 5. Calle Siete 6. Kyoto 7. Quartet 8. Jordan 9. Prospice 10. Manticore
(17/12/29)Adam Rogers作が3曲(1、3、10曲目)、Ben Perowsky作が3曲(2、5、9曲目)、David Binney作が2曲(4、7曲目)、Fima Ephron作が2曲(6、8曲目)。David Gilmoreはグループから抜けています。よりマニアックに、よりウネウネと迷宮に入りこんだような硬派なファンクサウンドが魅力。変拍子割合も増えてきたような気も。曲もより先鋭的になっていて、このまま続けばどこへ行ってしまうのかと思うくらいの’98年発売作ですが、ここまでトンガっていいのだろうかと思うサウンドに、思わずニンマリします。それでいてジャズ的な要素も持っていて、2曲目などは何となく横ノリになってしまう部分もあります。静かな3曲目は多少ですが、情緒的。ラストの10曲目はこれでもかとせまってきます。色々な曲が興味深い。
最近のコメント