Procession/Wether Report
ウェザー・リポートの、しばらくおいて13日目。ジャコ・パストリアスやピーター・アースキンの、いわゆる黄金期のメンバーからヴィクター・ベイリーとオマー・ハキムにメンバー交代しています。ベースのカリスマ性は薄れましたけど、個人的にはベイリーは好きな人。このアルバムを久しぶりに聴いたのと、彼の初リーダー作の印象が強かったので、彼はフレットありのベースを弾いていたのかと思いきや、聴き直したら、このアルバムではフレットレス・ベースを弾いていますね。まあ、ベースの場合、両方弾ける人も珍しくはないんですけど。交代後ののグループらしさが出てるのは、やはり6曲目のタイトな曲かな。個人的にはこのメンバーも好きです。
Procession/Wether Report(Sony) - Released 1983. Joe Zawinul(Key), Wayne Shorter(Ts, Ss), Omar Hakim(Ds, G, Vo), Victor Bailey(B), Jose Rossy(Per), Manhattan Transfer(Vo on 4) - 1. Procession 2. Plaza Real 3. Two Lines 4. Where The Moon Goes 5. The Well 6. Molasses Run
ジョー・ザヴィヌル作が1、3-4曲目、ウェイン・ショーター作が2曲目、2人の共作が5曲目、オマー・ハキム作が6曲目。ベースとドラムスがメンバーチェンジ。派手さこそないもののヴィクター・ベイリーのベースもなかなかいいと思います。以前からのグループ路線をそのまま引きずっているような、徐々に盛り上がっていくシンプルなリズムの1曲目、やや静かでもメリハリのある浮遊感のある曲の2曲目、スピーディーなリズムの上を多少のたくったシンセが舞うテーマの3曲目、マンハッタン・トランスファーが参加してもグループに同化しているけれども、ヴォーカル曲で華を添える4曲目、日本でのライヴのインプロヴィゼーションを収録した静かな5曲目、ハキムとベイリーののコンビで、かなりタイトな演奏をしている6曲目。
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