Sweetnighter/Weather Report
ウェザー・リポートの4日目。後から見てみると、次のアルバムに1曲だけ参加して、ミロスラフ・ヴィトウスは脱退するのですが、ここでもその萌芽が出ているのが分かります。5曲目1曲だけの曲の提供と、その曲の演奏内容は、ジョー・ザヴィヌルとウェイン・ショーターの関与がないように感じるのは私だけ? また、当時、アコースティック・ベーシストもエレキ・ベースも使うブームだったけれど、さすがにここでは後半3曲がエレキベースなので、それは本心から弾きたかったのか? というのはあります。ただ、曲がそういう方向性になっていたのだから仕方がないのですが。彼以降のベーシストは皆エレクトリック専門の人ですし。
Sweetnighter/Weather Report(Sony) - Recorded Fenruary 3, 5, 7, 1973. Wayne Shorter(Ss, Ts), Joe Zawinul(Key), Miroslav Vitous(B), Eric Gravatt(Ds), Dom Um Romao(Per), Muruga(Per), Herschel Dwellingham(Ds), Andrew N. White 3rd(English Horn, B) - 1. Boogie Woogie Waltz 2. Manolete 3. Adios 4. 125th Street Congress 5. Will 6. Non-Stop Home
メンバー主要3人の作曲ですが、ミロスラフ・ヴィトウスの作曲は5曲目のみ。前期のウエザーリポートらしさは相変わらずですが、だんだんビートが効いたノリのいいサウンドになってきています。これは同時代のジャズと同じ流れです。バンドサウンドがヴィトウスにとっては肌が合わなくなってきている気がします。あまりブギヴギという感じはしないけど、以前よりはメリハリがついてきた1曲目、民族音楽的なサックスが印象的で、ミステリアスな2曲目、静かで明るい牧歌的なバラードの3曲目、エレキベースを使用してこれぞファンクだというリズムを刻むようになって、割とカッコいい12分台もの4曲目、フレットレスベースにエフェクターをかけて、リズムの上を舞う5曲目、効果音も乗っているけどこれまた激しいファンクの6曲目。
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