Night Passage/Weather Report
ウェザーリポートの11日目。このアルバムが、大学時代にリアル・タイムで買った(当時はLPだった)1枚になります。ジャズを期待して買ったら、とんでもない影響を受けてしまって、それが今に続いているような気がします。「ヘヴィー・ウェザー」の時期からでもサウンドがけっこう変わっているし(あれもインパクトが大きかったし)、こういうタイミングの出会いで良かったなあ、とも思いますけど。このメンバーでの演奏も成熟してきてますよね。当時聴いてぶっ飛びましたもん。やっぱり強烈な出会いは理屈ではないなあ、と思った次第です。ただ、この後、ジャコ・パストリアスが抜けた時期のグループの演奏もけっこう好きなんですけど・
Night Passage/Weather Report(Sony) - Recorded June and July 1980. Joe Zawinul(Key), Wayne Shorter(Sax), Jaco Pastorius(B), Peter Erskine(Ds), Robert Thomas, Jr.(Hand Ds) - 1. Night Passage 2. Dream Clock 3. Port Of Entry 4. Forlorn 5. Rockin' In Rhythm 6. Fast City 7. Three Views Of A Secret 8. Madagascar
ジョー・ザヴィヌル作が1-2、4、6、8曲目、ウェイン・ショーター作が3曲目、ジャコ・パストリアス作は7曲目、そしてデューク・エリントン作が5曲目。独断ですが、グループらしさでいくとおそらくこのアルバムが一番か。演奏面でもジャコ度も満点では。4ビートなのにドラムスがタイトで、不思議で強烈なタイトル曲の1曲目、ベースもサックスも印象的な静かなバラードの2曲目、ミステリアスでべース・ソロがとにかくすごい3曲目、静かで漂うように流れていくバラードの4曲目、ホーンをシンセで演奏して、エリントンナンバーらしく、けっこうモダンにした5曲目、アップテンポでフリーに近いジャズのパワーも感じさせる6曲目、バラードだけど不思議な盛り上がりもある7曲目、ライヴで聴かせるこのグループらしい曲の10分台の8曲目。
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