Spetial Identity/Joanne Brackeen
ジョアン・ブラッキーンのリーダー作過去盤聴き5日目。過去盤聴きのいいところは、昔何回も聴いて強いインパクトを受けながら、そのまま奥の方にしまっていて忘れかけていた記憶を呼び覚ましてくれるところです。これはその1枚。彼女のアルバムで、’80年代までのオリジナル曲のアルバムで、この1枚というと、自分だったらこのアルバムを選ぶと思います。メンバーも最強ですしね。曲も、彼女自身のかなり独自なものが出来上がっていて、聴いていた当時の記憶がよみがえってきました。幸い今でも輸入盤で入手がしやすいようなので、興味がある人は聴いてみてもいいんじゃないかと思います。
Spetial Identity/Joanne Brackeen(P)(Antilles) - Recorded December 6 and 9, 1981. Eddie Gomez(B), Jack DeJohnette(Ds) - 1. Special Identity 2. Mystic Touch 3. Egyptian Dune Dance 4. Ebchance 5. Einstein 6. Evening In Concert 7. Friday The Thirteenth
今までの集大成的意味を持つアルバムかも。楽譜にすると恐ろしく複雑になると思われる曲も、感性のおもむくままに曲になったという事だそう。ただハードなだけではなく、ジャズ的でないメロディアスな部分もあり、深みがあります。メリハリの効いたメロディの、全部がテーマじゃないかと思えるような変幻自在のタイトル曲の1曲目、しっとりとした感触もあって独自で不思議なバラードの2曲目、8分の11拍子(?)で、そのまま快調に飛ばしていく3曲目、乾いた8分の6拍子だけど、強弱とか、メロディとか印象の強い4曲目、テーマは小刻みなフレーズの組み合わせだけど、フリー的でもありインパクトがある5曲目、起伏がありながらメロディ的にも強度を持つ6曲目、ピアノとベースのやり取りをしつつドラマチックに進む7曲目。
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