Inland Sea/Stephan Micus
ECMレーベル新譜の3枚目で一段落。便宜上ジャズの区分にしているけど、民族音楽という区分があったらそこに入れたいくらいの音楽。でも、特定の地域の民族音楽ではないので、それもちょっと困ったりする。ちょっとずつ楽器を替えながらも、JAPOの時代から22作目だそうで、少しはアルバムによって特徴があるものもあれば、他との区別がつきがたくて、書くことに困ったりすることもあります。まあ、大いなるマンネリなんだけど、世界的に見れば、これだけ発売が続いているのだから、やはりECMの中では特異な地位を占めているんだなあ、と思います。こっち方面が好きな方向け、という事にはなるんだろうけど。
Inland Sea/Stephan Micus(All Instruments and Voice)(ECM 2569)(輸入盤) - Recorded 2014-2016. - 1. Haze Spwing Wind 3. Dawn 4. Flor Del Sur 5. Reading Storm 6. Dancing Clouds 7. VIrgen De La Mar 8. For Shirin And Khosru 9. Dusk 10. Nuria
(17/07/07)全曲作曲と演奏はStephan Micus。無国籍的民族音楽。ここではフィンランドのフィドルNyckelharpaが新しいそうだけど、2曲目では尺八もあったりと、あっちへ行ったりこっちへ行ったりの、意外な民族楽器の組み合わせの無国籍的な民族音楽が、穏やかに、そしてミステリアスに展開していきます。ECMへの持ち込み音源だと思われますが、JAPO時代も含めてこれで22作目というのが、息も長いし、すごいです。それだけ独自の世界を築き上げてしまっているということ。ジャズでもなければ民族音楽というには、あまりにも雑多な楽器を使っていて、どこの国の音楽か特定できない。それでいて何となく気になるミュージシャン。ヴォイスも興味深い。おそらくは録音に専念しているんだろうけど、ライヴも聴いてみたい。
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