Hudson/Jack DeJohnette/Larry Grenadier/John Medeski/John Scofield
いろいろ公私ともにバタバタしていて、CDを聴く時間が思うように取れないですけど、72分収録のこのアルバム、聴きましたよ。メンバーが素晴らしいので、自分的には大満足です。8ビート的枯れたファンク、という曲が多かったのですが、そういうのも大好きな方なので、特にジョン・スコフィールドのギターにはしびれました。まあ、これは好き嫌いが分かれるアルバムでしょうけれども、個人的にはけっこう好きなアルバム。ECMのビル・フリゼールとトーマス・モーガンのデュオみたいに、分ってくれる人が分かればいいかな、という感じです。それにしてもベテランというのは好き放題にアルバムを作ってくれるものですね(笑)。
Hudson/Jack DeJohnette(Ds, Wooden Fl, Vo)/Larry Grenadier(B, Vo)/John Medeski(P, Key Org, Wooden Fl, Vo)/John Scofield(G, Wooden Fl)(Motema Records) - Recorded January 2017. - 1. Hudson 2. El Swing 3. Lay Lady Day 4. Woodstock 5. A Hard Rain's A-gonna Fall 6. Wait Until Tomorrow 7. Song For World Forgiveness 8. Dirty Ground 9. Tony Then Jack 10. Up On Cripple Creek 11. Great Spirit Peace Chant
(17/07/02)4人の共作のタイトル曲が1曲目(8ビートのインプロヴィゼーション?)、ジョン・スコフィールド作が2、9曲目、ジャック・ディジョネット作ないし共作が7-8、11曲目、ボブ・ディラン作が3、5曲目、ジョニ・ミッチェル作が4曲目、ジミ・ヘンドリックス作が6曲目、ロビー・ロバートソン作が10曲目。ジャズというよりは枯れた8ビートファンクという感じの曲が多くてけっこう渋い。あまり派手さはないけど、72分収録。4人の共同名義でも、スコフィールドのギターが一番目立ってます。2、9曲目は4ビート的でも、あまりジャズという気もしない。カヴァー曲も含め、こういう自然体で臨んでいる彼らの音楽が好き、という感じ。8曲目はヴォーカルの曲です。どういうわけだか、ウッドゥン・フルートとヴォーカルで民族音楽的な11曲目。
« 「BLUE GIANT SUPREME 第2巻」を読んだ | トップページ | Bells For The South Side/Roscoe Mitchell »
「音楽」カテゴリの記事
- Celebration Vol.1/Wayne Shorter(2024.09.08)
- Twentyfour/Al Di Meola(2024.09.05)
- Transylvanian Dance/Lucian Ban, Mat Maneri(2024.09.04)
- Keel Road/Danish String Quartet(2024.09.03)
- Moondial/Pat Metheny(2024.09.02)
「ジャズ」カテゴリの記事
- Celebration Vol.1/Wayne Shorter(2024.09.08)
- Twentyfour/Al Di Meola(2024.09.05)
- Transylvanian Dance/Lucian Ban, Mat Maneri(2024.09.04)
- Moondial/Pat Metheny(2024.09.02)
- パープル/ミロスラフ・ヴィトウス(2024.08.18)
コメント
トラックバック
この記事へのトラックバック一覧です: Hudson/Jack DeJohnette/Larry Grenadier/John Medeski/John Scofield:
» Hudson:このメンツならもう少し激しくやらないとなぁ...。 [中年音楽狂日記:Toshiya's Music Bar]
Hudson DeJohnette Grenadier Medeski Scofield(Motema) 意外なメンツによるバンドがオリジナルのほかに,フォーク/ロック系の曲を演奏するという企画を聞い [続きを読む]
« 「BLUE GIANT SUPREME 第2巻」を読んだ | トップページ | Bells For The South Side/Roscoe Mitchell »
工藤さん,こんばんは。TBありがとうございました。
このバンドのやっていることや,演奏には特に文句はないですが,彼らならではの音なのかと言われると,ちょっと疑問を感じてしまいました。確かにジョンスコは弾きまくっていますが,もう少し激しさがあってもいいと思いますし,フォーク/ロック系の曲に驚きがないんですよねぇ。
この人たちだから評価も辛くなるってところですが,演奏のクォリティは高いことは認めざるをえません。
ということで,こちらからもTBさせて頂きます。
投稿: 中年音楽狂 | 2017/07/04 22:49
>中年音楽狂さん
TBどうもありがとうございます。
ジャック・ディジョネットがここではややおとなしいかなという気もしますけど、年齢のせいもあるのかなあ、という気もしています。まあ、メンバーがメンバーなので、どちらかというと、肩の力を抜いた演奏、というのか、やる気になればもう少し派手な演奏にも行けたかもしれませんね。
投稿: 工藤 | 2017/07/04 23:34
たしかに渾身の作とは言いにくい部分もありますが、名手が勝手知ったる面々と気持良く演奏を楽しんでいる。
それでいて、名手が名手たる所以である演奏の強度をしっかり聴かせている作品と言えると思います。
本文に書いてある通り、
> 自然体で臨んでいる
というのが言い得てるんだと思います。
コメント内TBありがとうございます。逆TBさせていただきます。
https://blogs.yahoo.co.jp/pabljxan/64206025.html
投稿: oza。 | 2017/07/29 06:25
>oza。さん
コメントどうもありがとうございます。
この味はなかなか出せないなあ、と思います。メンバーがメンバーなので、もっとすごいことができるかもしれませんけど、リラックスして演奏している感じがまたいいですね。
投稿: 工藤 | 2017/07/29 07:05