「BLUE GIANT SUPREME 第2巻」を読んだ
「ブルージャイアントシュープリーム第2巻/石塚真一著」(小学館)を読みました。毎号読んだら書いていくと、以前のブログのブログに書いていて、読み返していたら、「ブルージャイアント第7巻」で途切れてました(笑)。その後、10巻までが日本編。その後、「ブルージャイアントシュープリーム」にタイトルが変わり2巻目が6月30日に出て、こちらの方は海外(ドイツ)編。いや~、話がますます面白くなってます。何と累計250万部を超えたようですね。純粋なジャズファンの読者だけでは達成しない数字ですね。日本で少しの成果(それでも彼らにとっては大きな意味を持つ)が10巻までであって、またドイツに渡ってゼロからのスタート。
何が魅力的って、主人公の人間性をはじめ、各登場人物のキャラクターも良いし、その人間模様が面白い。相変わらず、ジャズをうんちくでは一切語らず、絵で、音の出るような世界を見せてくれています。もうマンガそのものがジャズしてます。それをドイツという異国の中で表現できてしまっているのだからスゴい。果たして大はヨーロッパでメンバーを集めることができるのかどうか。
実は、毎号巻末に、その後主人公の大(ダイ)が大物になったことを語るその知り合いたちのインタビューのようなページが数ページずつ掲載されてるんですが、ここまで石塚さん、描ききれるのかどうか、最初のうちはちょっと不安でした。でも、彼ならそこまで行けるんじゃないかと思ってます。それだけ物語の構成力、描写力、筆力がありますもん。ミュージシャン視点だと、多少突っ込めるところもあるようですけれども、普通の人は気がつきませんし。
やはりこれは「BECK」と同じく主人公の成長の物語なので、「ブルージャイアント第1巻」から順番に、できれば一気読みしてほしいマンガです。それだけの価値のあるマンガ本だと思います。連載が続いているけど、雑誌では自分は読まないので、早速次の単行本が待ち遠しい状態になっています。
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