X-Based Music/Makoto Kuriya
クリヤ・マコトのリマスター盤聴き3日目。実はこのあたりのアルバムコメント、’99年から’02年あたりに書いていたものをそのまま流用してます。今とちょっと文章の雰囲気は違うかもしれませんけど、そんなに違っていないような気もします。それにしても、このアルバムもけっこう現代ジャズ(当時の)していてカッコいいですねえ。メンバーがメンバーだし、アメリカ録音という事も影響しているのかもしれません。4曲目以外はクリヤのオリジナルというのも、そのトンガリ具合が分っていい感じ。M-Baseに対抗してX-BasedとかX-Barとかいう単語を使っているんじゃないかと思うほどに独創的。
X-Based Music/Makoto Kuriya(P)(Paddle Wheel) - Recorded June 6-8, 1993. James Genus(B), Marvin "Smitty" Smith(Ds), Gary Thomas(Ts), Alex Norris(Tp) - 1. A Thousand Days In Motion 2. Watch Out 3. Shake Up The Orient 4. Body & Soul 5. Tokyo Bay Living Struggle 6. Madame Blonde 7. Peace
個性的なメンバーが集まったクインテット。マーヴィン・”スミッティ”・スミスとゲイリー・トーマスの参加がうれしい ですが、今考えるとスゴいメンバー。音楽の傾向からして、適材適所かも。7曲中6曲がクリヤ・マコトのオリジナルで、当然ながら大部分を占めるオリジナルは個性的。何となく聞き流せてしまいますがけっこう複雑そうです。1曲目、いきなり13分のドラマチックな大作ではじまります。それぞれのソロもスゴい。しかし、ドラムの音数がまたスゴい。2曲目は複雑なテーマでビックリしますが、エネルギッシュに飛ばします。3曲目はファンキーかつ知的。スタンダードでバラードの4曲目、このアルバムの中ではけっこう「ジャズ」している5、6曲目。7曲目はピアノトリオの美しいバラードで締めくくります。 (15年12月9日発売)
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