Transitions/David Gilmore
仕事の繁忙期とライヴの準備が重なり、2月末ごろ届いていたCDもやっと聴くことができます。まずはCriss Crossの2枚出たうちの、好きなギタリストであるデヴィッド・ギルモアから。何とこのレーベルでは初リーダー作なんですね。何枚か参加作があったので、そろそろと思っていました。やっぱりギルモア節で、丸くなってないところがいいです。それでも昔よりはっていう部分もありますね。ヴィクターベイリーが亡くなって、それで7曲目を入れたんだろうと思いますけど、これをアコースティックなサウンドでやってしまうとはねえ。9曲目のみアコースティック・ギターでのアプローチですが、素直なのか、素直でないのか。個人的に好きなアルバムです。
Transitions/David Gilmore(G)(Criss Cross 1393)(輸入盤) - Recorded September 19, 2016. Mark Shim(Ts), Victor Gould(P), Carlo DeRosa(B), E.J. Strickland(Ds), Gregoire Maret(Harmonica on 4), Bill Ware(Vib on 8) - 1. End Of Daze 2. Beyond All Limits 3. Blues And Matter 4. Bluesette 5. Both 6. Spontanuity 7. Kid Logic 8. Farralone 9. Nem Un Talvez
(17/03/13)1、7曲目がデヴィッド・ギルモアの作曲で、他はジャズメン・オリジナルなど(ウディ・ショウ作が2曲目、ボビー・ハッチャーソン作が3、8曲目、トゥーツ・シールマンス作が4曲目、アーネット・ピーコック作が5曲目、ヴィクター・ベイリー作が7曲目、そしてエルメート・パスコアール作が9曲目)。メカニカルなアプローチの曲とギター・ソロが聴ける1曲目からはじまり、他の曲のジャズメン・オリジナルの形でも、やはりギルモア節は変わらないで、まるでオリジナルを聴いているかのような感覚に陥ります。作曲者がハードなのか、ソフト系なのかによって、感触は違ってきます。3曲目はモーダルなアップテンポの4ビート、5曲目はフリー的なアプローチ、8曲目は割とオーソドックスな4ビート。7曲目をやるとは思わなかった。
« 今日(3月11日)、ライヴをやりました。 | トップページ | The Time Verses/David Binney »
「音楽」カテゴリの記事
- Hibiki(響)/Trio San(2023.12.10)
- ジャズCDの全部ブログアップ時代の終わり(2023.12.09)
- ア・ラブサム・シング/カート・ローゼンウィンケル、ジェリ・アレン(2023.12.07)
- Most Peculiar/Lage Lund Quartet(2023.12.06)
- Strands - Live At The Danish Radio Concert Hall/Palle Mikkelborg/Jakob Bro/Marilyn Mazur(2023.12.05)
「Criss Crossレーベル」カテゴリの記事
- Most Peculiar/Lage Lund Quartet(2023.12.06)
- Over Here/Jim Rotondi Quintet(2023.11.23)
- Vessel/Manuel Valera Quintet(2023.07.29)
- Blues For Gerry/David Hazeltine Trio(2023.06.20)
- いかに手っ取り早く、ECM、Criss Crossレーベルなど全部聴くか(2023.06.01)
「ジャズ」カテゴリの記事
- Hibiki(響)/Trio San(2023.12.10)
- ア・ラブサム・シング/カート・ローゼンウィンケル、ジェリ・アレン(2023.12.07)
- Most Peculiar/Lage Lund Quartet(2023.12.06)
- Strands - Live At The Danish Radio Concert Hall/Palle Mikkelborg/Jakob Bro/Marilyn Mazur(2023.12.05)
- Zartir/The Gurdjieff Ensemble/Levon Eskenian(2023.12.04)
「Criss Cross1351-1400番」カテゴリの記事
- Jazzland/Tim Warfield(2018.06.20)
- It's Alright With Three/Will Vinson(2018.06.18)
- Earthlings/Victor Gould(2018.03.17)
- Genuinity/Noah Preminger(2018.03.15)
- 3 For 3/Mike Moreno(2017.11.07)
コメント
トラックバック
この記事へのトラックバック一覧です: Transitions/David Gilmore:
» David Gilmore / Transitions(2017年) [奇天烈音楽館 Strange Kind of Music]
Musician●David Gilmore(guitar)Title●Transitions(2017年)■HMVより購入David Gilmoreの新譜が到着しました。前作「Energies Of Change」(2016年)から間髪入れずの新譜なのですが、Criss Cro [続きを読む]
« 今日(3月11日)、ライヴをやりました。 | トップページ | The Time Verses/David Binney »
こんばんは。TBありがとうございました。
いま一番好きなギタリストの一人だけに、期待を裏切らない仕上がりで嬉しい限りです。
仰るとおり、M-BASE派丸出しのプレイには好感が持てます。
投稿: 奇天烈音楽士 | 2017/04/10 23:27
>奇天烈音楽士さん
TBどうもありがとうございます。
聴くと、やっぱりこの人のギターだな、というくらい、個性的なのがいいですね。最近リーダー作を連続して出しているので、次のアルバムも(あるとしたら)楽しみになってきました。
投稿: 工藤 | 2017/04/11 08:08