December Avenue/Tomasz Stanko New York Quartet
ECMレーベル新譜がまた届いたので、先に聴いていきます。時間がないので、CDを聴きはじめからコメントを書いていくのですが、ふむふむ、ゆったりメロディアスなアルバムだなあと思ってそれを書きながら聴いていると、突然フリーになったり、リズミカルで活発な曲が入ったり。ECMではだいたいそうなんですが、最初の曲はゆったりしてます。そこで今まで書いていたのを、削除してまた書き直したり。でも、これはいい意味でニューヨークのECMジャズを表していますね。あの静かなやり取りがちょっと、と思う人でも、こういう構成なら、少しはハマりこんでくれるのでは、と思うようなジャズになっています。ただあくまでもECM流ですけれどもね。
December Avenue/Tomasz Stanko(Tp) New York Quartet(ECM 2532)(輸入盤) - Recorded June 2016. David Virelles(P), Reuben Rogers(B), Gerald Cleaver(Ds) - 1. Cloud 2. Conclusion 3. Blue Cloud 4. Bright Moon 5. Burning Hot 6. David And Reuben 7. Ballad Dor Bruno Schulz 8. Sound Space 9. December Avenue 10. The Street Of Crocodiles 11. Yankiels Lid 12. Young Girl In Flower
(17/03/27)2、6、8曲目が4人のインプロヴィゼーションで、他は全曲トーマス・スタンコの作曲。64分ほどで12曲は多めですが、インプロヴィゼーションの曲は2-4分ほどと短め。2枚目のNew York Quartet名義は、ベースが交替しています。曲はこのメンバーでもスタンコのペースで、ゆったりとした、落ち着いた曲が目立ちます。それを後ろで盛り立てる3人の構図。ニューヨークらしい緊張感も出てきています。ギリギリのところで音を発するとこうなる、というマニア的なサウンド。トランペットは基本的にはメロディアスなんだけど、バックは静かながらフリー的なアプローチの部分も少なくないです。その中に5、9、11曲目など活発でリズミカルな鋭い曲も混ざっています。8曲目はギャロンギャロン系。これがいいアクセントに。
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