Right Time Right Place/Gary Burton & Paul Bley
ゲイリー・バートンのリーダー作過去盤聴き6日目なんだけど、GRP時代に別レーベルからの共演リリースなので、ホームページの方では共演、サイド参加作の方へ移行しました。彼は、他にもチック・コリアや小曽根真らと、ヴァイブラフォンとピアノのデュオアルバムをいくつも作っていて、ポール・ブレイとのデュオ自体は異色だけれども、演奏内容的にはほとんど違和感はなく、難しい2つの楽器の組み合わせもここでもうまくいってます。ソロの曲が5曲あったり、ライナーにも書いてありますがヨーロッパで偶然顔を合わせたので、急きょ録音が決まったそうで、一気に68分の収録曲分を録音してしまったのでは、と思われます。
Right Time Right Place/Gary Burton(Vib) & Paul Bley(P)(Sonet) - Recorded March 29, 1990. - 1. Ida Lupino 2. Isn't It Romantic 3. Laura's Dream 4. Carla 5. Olhos De Gato 6. Alcazar 7. Rightly So 8. Nothing To Declare 9. You Don't Know What Love Is 10. Eiderdown 11. Turn Out The Stars
ポール・ブレイ作が4曲(4、6-8曲目)、カーラ・ブレイ作が2曲(1、5曲目)、スティーヴ・スワロウ作が10曲目、ビル・エヴァンス作が12曲目。デュオのアルバムで5曲それぞれのソロ(ゲイリー・バートン3、11曲目、ポール・ブレイ6-8曲目)があります。バートンお得意のピアノとのデュオ。ミキシングは違いますが、ECMライクなアルバム。そんなに硬質ではなく、温かみもある感じ。スタンダード(2、9曲目)やアストル・ピアソラ作(3曲目)も入っていますが、オリジナルと比べて浮いた感じがしないのは見事。あまり一般向けではないかもしれないけれど、デュオの部分では、ポールがあまりアヴァンギャルドなことをやっていないので、比較的聴きやすいです。 感触としては、ポールがバートンに寄り添っているような雰囲気か。
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