Paris Encounter/Gary Burton & Stephane Grappelli
ゲイリー・バートンのリーダー作(実際はこのアルバムは共作なんですが)過去盤聴き3日目。彼のジャズロックの時代のアルバムではあるけれど、ここはジャズロック色はなく、ステファン・グラッぺリに引きずられてか、明るいジャズを奏でています。フロントの楽器構成も面白いですが、2人の温度感の差とか、明るさの差が聴いていて興味深いですね。スタンダードなども多く、ジャズファンにとってはけっこう聴きやすいアルバムになってます。これが国内盤CDで出たのが’98年なので、ちょうどホームページにとっては境目よりちょっと前の時代になります。やはり決め手は聴きやすさかな。
Paris Encounter/Gary Burton(Vib) & Stephane Grappelli(Vln)(Atlantic) - Recorded 1969. Steve Swallow(B), Bill Goodwin(Ds) - 1. Daphne 2. Blue In Green 3. Falling Grace 4. Here's That Rainy Day 5. Coquette 6. Sweet Rain 7. The Night Has A Thousand Eyes 8. Arpege 9. Eiderdown
ここではステファン・グラッペリとのコラボレーションで、明るくて比較的オーソドックスな聴きやすいサウンド。1曲目はアップテンポの4ビートですし。2人ののソロはけっこうすごい。フロントがヴァイブラフォンとヴァイオリンというのも特徴的。グラッぺリ作が8曲目、スティーヴ・スワロウ作が3、9曲目、マイケル・ギブス作は6曲目。他はスタンダードやジャズメン・オリジナル。マイルス・デイヴィス作の2曲目はけっこう渋く迫ってくるバラード。 哀愁が漂いつつ、スリリングに進んでいく3曲目、しっとりとしたヴァイオリンの音色が印象的なバラードの4、6曲目、ノリの良い4ビートも軽やかな5曲目、16ビート的に弾むベースに乗って明るく進む7曲目、静かで、少し華やかなバラードの8曲目、スピード感とベースの複雑なビートの9曲目。
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