Zsofia Boros/Local Objects
ECM New Seiresの新譜聴き3日目で一段落。今日のアルバムが一番ECMジャズとのボーダーレスのあたりで、内容的にも聴きやすいんじゃないかなと思います。Zsofia BorosのECM1枚目が出た時も、そんなことを思いましたが。もともとジャズからクラシックにかけてボーダーレスに発売していく最初のレーベルだったので、その間を楽しむという聴き方もあるはずで、そう言う点からも、どんなアルバムかということを大まかに書いていくだけでも、購入するかしないかの判断材料にはなるんではないかな、と思います。もう追っかけも長い方になってしまいましたけど、今でも不思議だな、と思えるレーベルです。
Zsofia Boros(G)/Local Objects(ECM New Series 2498)(輸入盤) - Recorded November 2015. - 1. Mathias Duplessy: Nocturne 2. Egberto Gismonti: Celebracao De Nupcias 3-6. Carlo Domeniconi: Koyunbaba Op.19 7. Jorge Cardoso: Milonga 8. Ai Di Meola: Vertigo Shadow 9. Franghiz Ali-Zadeh: Fabtasie 10. Garoto(Anibal Augusto Sardinha): Inspiracao 11. Alex Pinter: Gothenburg
(16/10/14)ハンガリーの女性ギタリストのZsofia Borosのオムニバス集。エグベルト・ジスモンチやアル・ディメオラの曲もあったり、南米、欧州その他いろいろな地の音楽を彼女流に奏でています。いかにもクラシックという感じが薄いので、ECMのジャズ方向からのアプローチもOKではないかと。ECMということで、クールで静かな基調の中にどことなく温かいものを秘めているような、そんな感じのするギターが魅力があります。安らぎます。
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工藤さん,こんにちは。TBありがとうございました。
前作でも同様の路線だったと思いますので,こういうのが彼女の基本的なスタンスなのだろうと思わされましたが,こうしたサウンドが好物の私にとっては,非常に楽しめるアルバムとなりました。こういう音楽であれば,より幅広い人々に訴求することを考えると,New Seriesでなくてもいいような気もしますよね。
ということで,こちらからもTBさせて頂きます。
投稿: 中年音楽狂 | 2016/11/05 12:37
>中年音楽狂さん
TBどうもありがとうございます。
ECMでこういうサウンド、というのも彼女2枚目にしても意外なんですが、でも、あえてクラシックの枠を取っ払って、と考えると、ECMらしいかな、と思えます。何しろ聴きやすいのがいいですね。きっと人気出ますよ。
投稿: 工藤 | 2016/11/05 14:26