バックログ/スティーヴ・カーン
スティーヴ・カーンの新譜国内盤が21日に出ました。っと、後で調べてみると輸入盤が10月31日に発売されるのね。まあ、大好きなギタリストなので、先に聴けるだけいいか。独特な浮遊感、反復フレーズ、ウネウネ感、昔から彼のギターにハマってしまった人は多いかと思います。少し間隔が開きながらも、こうやって出してくれるのはうれしいです。それにしても、マイペースな演奏。まあ、聴く方はこれを期待して買っているので、文句は何もありませんけど。このところはラテンバンドの形式で演奏しているようです。普通はラテンになりそうもない曲たちをラテンで演奏しているところにも注目かな。
バックログ/スティーヴ・カーン(G)(55 Records)
Backlog/Steve Khan(G)(55 Records) - Recorded January - April 2016. Ruben Rodriguez(B), Malk Walker(Ds), Marc Quinones(Timbal, Bongo, Per), Bobby Allende(Conga, Bongo), Auest: Randy Brecker(Tp on 3), Bob Mintzer(Ts on 7), Mike Minieri(Vib on 5), Rob Mounsey(Key on 2, 6-7, 9, Orchestrasions 3, 6, 10, Orchestral Arr 4, 8), Tatiana Parra(Voice on 10) - 1. Criss Cross 2. Concepticus In C 3. Latine Genetics 4. Our Town 5. Head Start 6. Rojo 7. Invosible 8. Emily 9. Go Home 10. Catta
ジャズメン・オリジナルやスタンダードなどをラテンのサウンドで。スティーヴィー・ワンダー作の9曲目、セロニアス・モンク作の1曲目、グレッグ・オズビー作の2曲目、オーネット・コールマン作の3、7曲目、ボビー・ハッチャーソン作の5-6曲目、アンドリュー・ヒル作の10曲目と多彩。意外な曲をスティーヴ・カーンのやや浮遊感のあるギターで、時々アウトしたり、ウネウネと70分にわたりラテンに料理していくのは、けっこう快感かも。原曲の味というよりは、それをアレンジした味の方がかなり強いと思います。題材も演奏も興味のあるものが多く、彼流のラテンとしか言いようがないのですね。やはりギターを聴くアルバムか。2曲目が異色だけど、超ウネウネしつつも、やっぱりラテン。適材適所のゲストもなかなか興味深いです。(16年9月21日発売)
« Vox Clamantis/The Deer's Cry/Music By Arvo Part | トップページ | ジャズのホームページが19周年 »
「音楽」カテゴリの記事
「フュージョン・ファンク」カテゴリの記事
« Vox Clamantis/The Deer's Cry/Music By Arvo Part | トップページ | ジャズのホームページが19周年 »
コメント