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2016/08/28

Ante Lucem/Iro Haarla

2457
ECMレーベル新譜聴き3日目で一段落。今回は3枚ともいわゆるジャズ色が希薄というか、他の要素が大きいというか。今日のアルバムもオーケストラの演奏が中心になっていて、サブタイトルでのジャズのクインテットの方だけの演奏の部分は多くないです。でも、その部分はクインテットとしてはカッコいいんですけれども。やっぱりメインのサウンドがオーケストラで、トータル66分の演奏というのは、どちらかと言うとNew Seriesを聴く人の方が向いているのかなあ、なんてことを思います。ただこういう傾向のアルバムはECMでは珍しくないので、ECMファンにとってみれば、あえて強調する部分ではないのかもしれません。


Ante Lucem/Iro Haarla(P, Harp)(ECM 2457)(輸入盤) - Recorded October 2012. Hayden Powell(Tp), Trygve Seim(Ss, Ts), Ulf Krokfors(B), Mika Kallio(Ds ,Per). Norrlands Operans Symfoniorkester, Jukka Lisakkila(Cond) - 1. Songbird Chapel 2. Persevering With Winter 3. ... And The Darkness Has Not Overcome It ... 4. Ante Lucem - Before Dawn...

(16/08/26)全曲フィンランド出身のIro Haarlaの作曲。サブタイトルに「for Symphony Orchestra and Jazz Quintet」とあり。ジャズ・クインテットの出る部分もあっても5人だけの演奏は多くなく(3、4曲目に少し長めのがあり)、オーケストラの方がメインのよう。ある意味New Series的なのですが、即興演奏も含むジャズ側での作曲と演奏もある程度あるということで、ECMとして出しているのは、テリエ・リピダルらのアルバムと趣旨は同じか。全体を通してジャズ側の管2人の音は目立っています。4つの部分からなる組曲で、’12年に発表したもの。ダイナミックな面もあるものの、やや静かな感じでもあり、ここでの温度感は低め。ただし、全般的に情熱を感じるような演奏です。こういう演奏はやはりECMでないと出せない曲かも。

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