共同企画(’21年終了)

無料ブログはココログ

« Warp/Jon Balke | トップページ | In Concert/Ferenc Snetberger »

2016/03/22

The Distance/Michael Formanek/Ensemble Kolossus

2484
ECMレーベル新譜聴き4日目。何とか1か月遅れで2月発売分のECMのCDを聴きました。このアルバム、ECMにしてはけっこう騒々しい場面が多いのですが、昔はこういったサウンドでフリー的な要素が強いアルバムも出てることがありました。そういう意味では、いわゆるECMファンの方々は面喰うかもしれませんけど、個人的にはこういったフリーの要素も入ったビッグ・バンド・ジャズって好きな方なので、けっこう興味深く聴けました。今回はプロデューサーとしてはマンフレート・アイヒャーの名前はない(エグゼクティブ・プロデューサーになっている)ので、マイケル・フォーマネクの方向性というのが、ストレートに出ていると思います。


The Distance/Michael Formanek(B)/Ensemble Kolossus(ECM 2484)(輸入盤) - Recorded December 2014. Loren Stillman(As, Fl), Oscar Noriega(As, Cl, Bcl), Chris Speed(Ts, Cl), Brian Settles(Ts, Fl), Tim Berne(Bs), Dave Ballow(Tp), Ralph Alessi(Tp), Shane Endsley(Tp), Kirk Knuffke(Cor), Alan Ferber(Tb), Jacob Garchik(Tb), Ben Gerstein(Tb), Jeff Nelson(Btb, Contrabass Tb), Patricia Brennan(Marimba), Mary Halvorson(G), Kris Davis(P), Tomas Fujiwara(Ds), Mark Helias(Cond) - 1. The Distance 2. Exoskelton Prelude 3. Exoskelton: Part I - Impenetrable, Part II - Beneath The Shell, Part III - @heart, 4. Exoskelton: Part IV - Echoes, Part V - Without Regrets 5. Exoskelton: Part VI - Shucking While Jiving, Part VII - A Reptile Dysfunction 6. Exoskelton: Part VIII - Metamorphic

(16/03/21)全曲、マイケル・フォーマネクの作曲とアレンジ。フルバンドでのビッグ・バンドの演奏ですが、いわゆるビッグ・バンド・ジャズではなくて、割と現代的、ある程度ECM的な展開になってます。特に2曲目以降は組曲で、壮大な雰囲気や物語性も持っています。その中で、盛り上がるところもけっこう多めだしフリー的な展開もあったりして。ECMにしては騒々しいと思われる方か。藤井郷子のビッグ・バンドと似ている部分も何となく。やはり記譜されたところと自由なところの割合がいい感じ。メンバーもなかなかの顔ぶれで、譜面も強いし、ソリストとしても素晴らしい。3曲目ではベースが割とオーソドックスに4ビートを刻む場面がありますが、ホーンのサウンドは現代的。ただそのサウンドの特異性から、少々聴く人を選ぶかも。

« Warp/Jon Balke | トップページ | In Concert/Ferenc Snetberger »

音楽」カテゴリの記事

ECMレーベル」カテゴリの記事

ジャズ」カテゴリの記事

ECM2451-2499番」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: The Distance/Michael Formanek/Ensemble Kolossus:

« Warp/Jon Balke | トップページ | In Concert/Ferenc Snetberger »

HMVへのリンク

  • HMV&BOOKS online

アマゾンへのリンク

2024年9月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          

カテゴリー

メールアドレス

友人が運営しているサイト