Birdwatching/Anat Fort Trio/Gianluigi Trovesi
ECMレーベルが、今日届いた分を含めて6枚にたまってしまいました。近々Criss Crossはじめ5枚ぐらい届くので、どんどん聴いていかないと。忙しいこともあったけれど、時間がないわけではなかったのですが。今回のこのアルバム、Anat FortとGianluigi Trovesiとの組み合わせがなかなかいいと思います。このあたり、マンフレート・アイヒャーのセッティングなのでしょうか。それにしても録音から3年が経ってからの発売、これも大人の事情を何となく感じますが。まあ、場面によって抒情的でもあり、フリー的でもあるのは、このレーベルのある面の特徴でしょうか。自分としては好みのサウンドなのですが。
Birdwatching/Anat Fort(P) Trio/Gianluigi Trovesi(Acl)(ECM 2382)(輸入盤) - Recorded November 2013. Gary Wang(B), Roland Schneider(Ds) - 1. First Rays 2. Earth Talks 3. Not The Perfect Storm 4. It's Your Song 5. Jumpin' In 6. Milarepa Part 1 7. Song Of Phoenix I 8. Song Of Phoenix II 9. Murmuration 10. Meditation For A New Year 11. Inner Voices 12. Sun
(16/03/19)11曲目のみ4人のインプロヴィゼーションで、他は全曲Anat Fortの作曲。1曲目は穏やかで明るめの情景描写的なソロ・ピアノではじまり、2曲目で内省的なGianluigi Trovesiとのやり取りが聴かれます。その後も多少変化はあるものの、落ち着いて暗めの世界が広がっていて、思索的な音列の積み上げが、多少心を締め付けるような感じもします。ただ4曲目のようにトリオで盛り上がりのある曲も。これは変拍子。5曲目もフリー的に盛り上がりが。曲順にもドラマ性があって、フリー的な場面が多少あります。曲調がやや突き放すような感じがあっても、場面によって抒情性が高まり、うまく中に入っていけます。しっとり感のあるメロディアスな曲もあり、その硬軟取り混ぜた感じが、また微妙で何とも言えずいい感じ。
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