...Nothing Like The Sun/Sting
正月2日から、ロック/ポップスです。マーク・イーガン参加作5日目とは言っても、11曲目にちょっと地味に入っているだけなのですが、スティングは当時ジャズのバック・ミュージシャンを、それも一流どころを引き連れて演奏していたので、取り上げる価値はあると思います。特に、ここでは紹介しないけれども、本文にあげた2作は、ドラムスがオマー・ハキム、ベースがダリル・ジョーンズになって、ジャズのバック・ミュージシャンの最強のロック・バンドだったと思います。今日のアルバムも、今も知っている曲が何曲も入っているし、やはりロックの影響って大きいですね。いずれ時間があったら、またスティングを聴いてみたいと思います。
...Nothing Like The Sun/Sting(Vo, B, G)(A&M) - Released 1987. Manu Kache(Ds), Kenny Kirkland(P), Mino Cinelu(Per, Vocorder), Branford Marsalis(Sax), Andy Newmark(Add Ds), (11曲目のパーソネル)Gil Evans(Arr) and His Orchestra, Hiram Burrock(G), Kenwood Denard(Ds), Mark Egan(B), etc. - 1. The Lazarus Heart 2. Be Still My Beating Heart 3. Englishman In New York 4. History Will Teach Us Nothing 5. They Dance Alone (Gueca Solo) 6. Fragile 7. We'll Be Together 8. Straight To My Heart 9. Rock Steady 10. Sister Moon 11. Little Wing 12. The Secret Marriage
11曲目以外はスティング作。11曲目の「リトル・ウイング」(ジミ・ヘンドリックス作)のみギル・エヴァンス・オーケストラの参加(当然マーク・イーガンも)です。意外な取り合わせかもしれませんが、スティングは元ジャズマン。でも、ジャズ度は全然無く、ジャケットを見なければ気がつかないと思います。全体の曲の基本的なメンバーも、マヌ・カッチェ(Ds)、ケニー・カークランド(P)、ミノ・シネル(Per)、ブランフォード・マルサリス(Sax)(ベースはスティング自身)と、一流のジャズメンで固めた上での演奏なので、ロックというジャンルの音楽だとしても、そのバックの安定したサウンドの方にも興味が行きます。「ブルー・タートルの夢」「ブリング・オン・ザ・ナイト」もより強力なジャズ・ミュージシャンがバックなので、聴いてみる価値あり。
« あけましておめでとうございます | トップページ | Homage To John Coltrane/Dave Liebman »
「音楽」カテゴリの記事
- Strands - Live At The Danish Radio Concert Hall/Palle Mikkelborg/Jakob Bro/Marilyn Mazur(2023.12.05)
- Zartir/The Gurdjieff Ensemble/Levon Eskenian(2023.12.04)
- 2023年私的ジャズベスト3(2023.11.24)
- Over Here/Jim Rotondi Quintet(2023.11.23)
「ロック・ポップス」カテゴリの記事
- 「初盤道/真保安一郎著」DU BOOKS(2023.09.24)
- Seven Psalms/Paul Simon(2023.07.04)
- ディスクユニオンの買取2日目(持ち込み)(2023.03.17)
- 1月28日(土)、大阪中津の Vi-code で16時からライヴをやります(2023.01.24)
- Music For The Fifth World/Jack DeJohnette(2023.01.27)
« あけましておめでとうございます | トップページ | Homage To John Coltrane/Dave Liebman »
コメント